オフの日は料理する/「心の健康」は毛布で守られる⁈【ライナスの毛布】とは
だんだんと暑さが増してきていますが
いかがお過ごしでしょうか、南方シンです。
さて今回のオフの日は、
シンプルに「そうめん」を作りました。
夏近づくと、出番増える、そうめんです。
大好きなんですよね。
一応野菜も付けて、山盛り食べて
疲れも吹き飛びました♪
◎「心の健康」は毛布で守られる⁈【ライナスの毛布】とは
人によってその執着度は異なるのですが、
自分以外の物、例えばタオルやハンカチ、ぬいぐるみなどのやわらかい物を持ったりさわったりすることで、人は心の安心を得ることがあると言われます。
実際に大手通販サイトなどの「ストレス解消グッズ」ランキングなどをのぞいてみると、じつにその半分以上が、何かふにゃふにゃしたやわらかい物をにぎにぎするグッズであったりもします。
大人でも、硬い物よりはやわらかい物の方に安心感を覚えるというのはごく自然なことかと思いますが、このような傾向は幼少期においてはより顕著であると言われます。
まだ小さい子供がボロボロになった毛布やタオル、ぬいぐるみなどをいつまでも大切そうに抱えていたり、引きずって持ち歩いている姿を目にしたことのある方は少なくはないかと思います。
そのように特に幼少期において自分以外の物に執着することで安心を得ることを「ブランケット症候群」や「安心毛布」などと呼んだりもします。
そしてまさにこの姿を描くことで、有名になった漫画のキャラクターがいます。
みなさんご存じのスヌーピーが活躍する漫画「ピーナッツ」の登場人物、ライナス・ヴァンペルトくんです。
ライナスは持っていると安心するからと、いつも毛布を持ち歩いています。
このことから、「ブランケット症候群」・「安心毛布」は「ライナスの毛布」という名で世に広められていたりもします。
スヌーピーが好きな人は、ああなるほどと、ピンと来るかもしれませんね。
この「ライナスの毛布」は、子供にとっての移行対象としてとても大切なものだとも言われます。
移行対象とは、イギリスの精神分析医ドナルド・ウィニコットさんが提唱した概念で、子供が母親から離れ現実を受け入れていく過程においてその橋渡しをし、その自立への移行をうながしてくれるものを言います。
子供にとって、お母さんから離れ、幼稚園や保育園などへの入園といった環境の変化はとても大変なものであり、また不安もあります。
なのでその不安を少しでもやわらげ新たな環境に適応していくためにも、成長過程における移行対象としての「ライナスの毛布」はとても大切なものであると言えます。
また、ちょっと記憶に薄いのですが、漫画の中でのライナスの持つ毛布は、ライナスの気持ちを代弁するかのようにしゃべったり、友達などに握手を求めたりもしていたように思います。
じつにそこがユニークなのですが、あの毛布はライナスの自我の延長でもありもうひとりの自分、そして時には別人格のとても大切な「相棒」としても存在していたのかもしれません。
漫画の中では、物語が進むにつれて、ライナスの毛布はだんだんと描写が少なくなっていったように思います。
少し寂しいような気もしましたが、それはライナスの心の成長を表していたのかもしれません。
そのような細かなところでの心情描写が、あの漫画の、スヌーピーの魅力だったようにも感じます。
◎【心の健康】大人にとっての「ライナスの毛布」
「ライナスの毛布」は「心の健康」の観点からも、ぜひとも取り入れてほしい物でもあります。
ただ「心の健康」の場合、どちらかと言えば、大人の方が対象となります。
もう自立をしていて、外部からのストレスの軽減や心の平安を得るためのツールとしてという感じになるので、移行対象としての「ライナスの毛布」とは違うこととなります。
なので子供がこれから現実を受け入れていくためであったり自立をしていく過程において必要とされるものではないのですが、何かに愛着を感じ、時には執着となり、それを持つことで安心を得るというのは、大人になっても必要なことですし、またそれによりストレスをやわらげたり避けられるのであればそれはとても上手なやり方であると言えます。
もう一点、子供と違うという意味では、「ライナスの毛布」の対象物も異なるかと思います。
子供時代にはアイテムの数も限られていますが、大人になると色んな物を持つようになるので、その対象となる物も千差万別です。
なので安心感を得られれば、とくに限定されるものでは無く、もちろんぬいぐるみや毛布である必要もなく、場合によっては車やバイクなどでも構わないとされます。
おしゃれな服装やネイルといったものでも同じ効果は得られそうです。
スポーツ選手などは、時にはぬいぐるみなど聞きますが、ネックレスやお守りなどを「ライナスの毛布」としている方が多いようですね。
手荷物をあまり増やしたくない、という人にも
身に着けるものがやはり良いかもしれません。
私たちはまだまだどこかで、自分自身を自分でのみ支えなければならないと
頑張りすぎているのかもしれません。
今回このような記事を書いていて、あらためてそう感じさせられました。
それでは今週も
心身ともに健康第一で
よろしくお願いします。
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