”兄の代わり”でもいい。『さよならだったらよかった』
おはようございます!ちぇりーです🍒
とうとう節目の10作品目をご紹介します!
『さよならだったらよかった』 作・井波レン on BLUEコミックス
🍒こんなカップリング!
朔(攻め) 【”兄の代わり”になる写真科美大生】
圭吾(受け)【片想いを胸に秘め続ける小説家のたまご】
🍒鮮明に伝わる湿度と温度
圭吾さんの失恋が前提でその思い人の弟・朔くんが”身代わり”として関係を持っている…というのがこの作品。
叶わぬ片想いの連鎖が止まらず、ページをめくるたびに切なさを噛み締めました。
というのも、作家さんの表情の描き方が素晴らしく、同じ表情一つとっても伝わる感情が異なっていることがありありと伝わってくるのです。
その最たる例が笑顔。「本当は笑えるような感情ではないのに、相手のことが大切で、愛しているからこその作り笑顔」が明確に伝わる絵なんです。
登場人物たちに共感し、感情移入すること間違いなしの一冊です。
また、重厚で繊細な物語だけでなく、えちなシーンも少ないながら濃厚なんです♡♡
布の質感がリアルで、
「靴下とタイツってこんなにえっちなんか~~~!!!!(頭を抱える)」
と、私の脳内で花火大会が開催されました。夏ですね。
……と冗談はおいといて。作品特有の人の温度感が滲み出る夜のシーンもお見逃し無く。
そしてさらに注目したいのは、英語タイトル!
『Please Tell Me "Good-Bye"』
直訳すると「”さよなら”を教えて」
一読した後に考えると「も、もしかしてこういう意味…?(感涙)」という思考にしばらく脳みそがオーバーヒートを起こします……。(早くこっちにおいで)
カバー下や表紙の質感までこだわられており、文字通り「本を堪能」する体験が待ってます。
🍒この言葉が宝物!
「ありのままの自分をぶつけた そういう覚悟は絶対に写る」
🍒こんな人にオススメ!
#夜明けのBL #身代わり #三角関係 #切ない #失恋 #年の差