3本足のハムスター、そらり
我が家のハムスター🐹そらりが、初めてウチにやって来たのは去年の4月のこと。
そらりは四代目のハムスターで前の子たちは、なかなか懐いてくれなかったのですが、このそらりは、とても早くから家族に懐いてくれました。
ところが去年の夏、大事件が起きたのです。いつものようにケージの掃除をして、その場を離れた時にバタバタと鳥が大暴れしているような音と、ギイギイと、獣が喚くような鋭い声が聞こえてきました。
行ってみると、なんと!そらりの後ろの右足首がケージの細い扉の間に挟まっていました。すぐに外してあげたかったのですが暴れ回りすぎて捻れすぎたのか、うまく足が外れません。
私が汗だくで💦、そらりの右足首を外せた
時には足の腿肉の辺りも血だらけでしたが、
そらりは足首が外れた途端にピタッと泣くのをやめました。絶対、まだ痛いはずなのに。
そらりは自分がケガしていることさえ、忘れているかのようでしたが夕方になると、そらりの右足首は紫色に腫れ上がってきました。そして、全身汗ビッショリなんです。
幸い、近くに動物病院があったので、次の日に連れて行きましたが、足首の他にも腿も骨折していて手術が必要だと先生から言われました。
しかも、全身麻酔で腿の骨折は治せても右足首は切断しなければいけない、と。どうして、こんなことになってしまったのでしょう?
でも、思い当たることがありました。
いつもはケージの中の滑り台が🛝左側を向いているのですが、この日に限って正面の扉の方へ向いていたのです。つまり、ケージと滑り台の隙間が狭くて、そらりが降りた時に足を扉に、挟んでしまったんだと思います。
すぐに🛝の向きを変えなかった自分を悔やみましたが、もう取り返しがつきません。そして、
先生が今日は手術がいっぱいあるので、そらりの手術は明日の午後になるというのです。
液体の抗生剤をもらいましたが、スポイトで飲ませようとしても、イヤイヤをして飲んでくれません。ハムスター🐹の寿命は2年くらいですが、明日まで、この子の命が持つだろうか?
まだ、我が家へ来て3ヶ月なのに。
でも、大好きなキュウリ🥒の上に抗生剤を
数滴垂らしたら、うまく飲んでくれたようです。ビッショリだった汗が少しずつ引いてきました。「夜でも、急変したら電話してくださいね」と言ってくださった優しい先生でしたが、
その晩は大丈夫でした。
翌日の午後、動物病院にそらりを預けました。全身麻酔での手術料金は、🐹を買った時の
10倍でしたが、この子の命には代えられません。右後ろの足首を無くして3本足になってしまった、そらりですが、足はとっても速いし、ケージの天井を使って、雲梯も、とても上手なんですよ。
多少、外でイヤなことがあっても、そらりを見ているとフッと笑みがこぼれます。もちろん、そらりはパパさん(主人)と娘の、るあとも大の仲良しです。そらりは、我が家のアイドルなのです。我が家へ来て、もう1年半のそらり。
あと半年の命かもしれないけれど、これからも、どうぞよろしくね、そらり。🤗
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