ロースクールを退学したひとの人生は?

全国にある法科大学院。修了生の司法試験合格率は既習生が3人にひとり、未修生が6、7人にひとりだ。ここから法科大学院の強い、弱いで合格率はバラついてくる。最強東大法科大学院は5人にひとりが修了前に司法試験に合格する。神戸大法科大学院はストレート(留年なし)で修了すれば見込みがある。愛媛大学法科大学院は8割が留年する。

おまえら予備試験受けろよ!

筆者の知る某大学法科大学院生は二年次に留年。留年は人生初だったが「法科大学院では決して珍しくない」と思いました。

明るく、前向きに、上を向いて歩こう

帰宅すると「でも頑張るね」と親に伝えました。しかし両親はビックリ。

お前は本当は何をしているんだ

それから深夜まで家族で話し合い、「司法試験3回受けて弁護士になれなかった日には今まで払った学費を全て親に返済せよ」と言い渡されます。

彼女には「突然の他人宣告」でした。親が学費を払い将来性を支えることは当然だと考えていたため腹が立ちました。

勉強が突然イケないことになった。中学時代には成績が悪くて叱られたりもしたのに理不尽だ。

次の年、2回目の留年をしてしまいました。不安になった彼女は、エキュートでアルバイトを始めました。生まれてはじめてのアルバイトでしたが、もともと優秀でしたし、質朴で真面目な性分から、難なく貯金ができました。

生きるって案外楽勝だな

そう思うと弁護士を目指すのも億劫になり、最後は親に泣きついて、懺悔し、民間の社会人(正社員)になりました。学費の返済は許してもらえました。

生き遅れていた

選択肢を探さなかった
 
システムエンジニアになった彼女は沢山の専門用語や難しいプログラミング言語を1から覚えました。弁護士を目指していた頃より覚えることは少なく、それでいて収入もあります。6年目になると月収は40万にまで上がりました。

彼女は、返しました。

学部までの学費は本当に必要なお金だったし、親の自分を想う気持ちを受け取る意味で有り難く返還せず、しかしロースクール代は耳を揃えて返しました。

一体どんなひとが弁護士になるんだろうな
 
この問いだけが胸に残ったそうです

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