景気の回復レポ
今日は林檎博(数年に一度開催される椎名林檎のアリーナ実演)に参拝してきた
ネタバレするし長いよ?
【開演前の模様】
まず会場着いたら林檎OTK が全員相変わらず派手御洒落すぎてジロジロ見まくりあげた(やめてください)余裕の凱旋のPVのリンクコーデしてる双子ちゃんとか着物とかグッズのリメイクとか皆んな本当に椎名林檎大好きなんだなってのが伝わったし急にこの会場にいる全員が椎名林檎大好きで今日のために予定こじ開けて今日まで綺麗に生きてきたんだなと思うと涙(オエツ)が…
ひっさしぶりに友達にも会えたしなんか松潤からの巨大なお花が届いてたり開演前から色んな幸な感情で高まる俺、ありがとう椎名林檎。
アリーナだからあまり席には期待してなかったけど席に着いたら俗に言う「スパイナーの角度」で正面から見れない席だったけどステージの真横!!史上最高に近い!てかほぼ俺が舞台装置の一部なのでは?ってくらいの位置感だった!!まあ取り敢えず関係者席探すよね(やめてください)
【オープニング】
そわそわしながらもオープニングを迎えた。皆んな旗構え出して(椎名林檎の実演ではペンラの代わりに旗を振る)博の開演を実感する。流れ出した般若心経。スクリーンに僧侶が4人現れてレーザー三角錐を形成すると言う笑っていいのかダメなのかわかんないカオチックな映像と共に始まった鶏と蛇と豚。笑ってたんだけどダメだったのかな?どっち??迫り来るアウトロと共に未確認飛行体から姿を現したのは真紅のマントを纏った椎名林檎。遂に地球外生命体になられたのですね。「地球の皆様、ご機嫌よう(特大イケメンヴォイス…)」こんな挨拶許されるの椎名林檎かkemio くらいだよー。一曲目は「宇宙の記憶」この曲まじの本気で好きでセルフカバー待望曲だったから聴けたのほんとに嬉しかったしこの曲たらしめるこの演出なのかと納得した。間髪入れず始まったのは「永遠の不在証明」わっち(伊澤一葉)のキーボード、石若駿のドラムがめっちゃ光ってたし多分椎名林檎がリップ塗り直してた。不在証明ってアウトロが特徴なんだけどそのアウトロが「静かなる逆襲」のイントロと繋がった瞬間がほんとに鳥肌。気がついたら椎名林檎が赤マントを脱ぎ捨ててPRADAのピンクのリボンドレスに!!私見たんです!!椎名林檎がグローブを口で!!外して!!床に叩きつけてたんです!!(ここでオペラスコープのピントがズレまくる)
このあと椎名林檎が包丁振り翳したり布団でゴロゴロしたり寝ながら歌唱してたけど話してたらキリがないから割愛ね。
浴室の緊迫感と浮遊感を生で聴けたことに感動だしなんで椎名林檎は寝ながら唄えるんや?(国家最高尊師代表代理敬礼)
【マーメイドタイム】
「TOKYO 」で地底まで沈んだのち「さらば純情」でいきなりピンクの卵が出現!え?なに?あの中ってもしかしてぇ!刹那!マーメイドの椎名林檎が誕生!!めっちゃかわいい!めっちゃきれい!めっちゃ女の子の夢!!!泣きました。そして「おとなの掟」!ちょうど冬の始まりということでカルテットを見直してたところ!椎名林檎には全て見通されていたのだ!感動したのが黒猫堂の若旦那(椎名林檎の小2のご子息)によるアナウンス。若旦那が椎名林檎に作詞のアドバイスしてるという他人様のご家庭エピに勝手に涙する私(てか泣きすぎじゃない?)ほんとに可愛かったしお母さんに言わされてるんだろなとほっこりライフ。椎名林檎もそれを聴きながら微笑んでて親子だねー。その後の2曲REBECCAのMOONとありきたりな女がまあなんとも椎名林檎が女の子の人生を鮮明に描こうとしているのだといたく感じ入りました。
【椎名林檎の体力はアスリート並み】
マーメイドがグッバイと言い残し美しいアウトロが会場を包んだのち場面は海底からサバンナに。AIの野生みある歌声が響く「生者の行進」さっきまでマーメイドだったのに打って変わって今度はギャルチーター🐆林檎が現れた!!着替え早すぎない!?まあ愛好家大興奮よね。会場のボルテージが最高潮に達しました。というか椎名林檎って曲作ってそれを歌ってかつ演出するし踊れるしどうなってんの?働きすぎじゃない?俺なんて一日中座ってパソコン眺めてるだけで疲れたとか滅入ってんのに、、世間に対して申し訳なくなったぜ。ハープの音色を初めて生で聴いたんだけどこんなにきれいなの?人間でよかった、、と「人間として」を聴きながら感じ入る。
【コラボうれしい】
後半戦はコラボ祭りイッキュウとの「ちりぬるを」は一気に張り詰めた空気感だったのに対し代わりましてセンターDAOKOでは「タッチ」からの「余裕の凱旋」かわいいお祭りムードでわんさわんさ!「自由へ道連れ」で中嶋イッキュウがほんとに美しくかっこ良すぎてだいすきになりました。惚れた。
ラストは「ほぼ水の泡」この曲にほんとに寄り添ってもらってます。「大変じゃない商売なんて面白いんかいな。左様まんまあきないと申しますもんね」ほんまそうですわー心にアンミカと椎名林檎宿してやり上げてこ。最後には全員で「私は猫の目」大合唱。にゃおにゃお!じゃじゃじゃじゃん!ここで着用されてたスカジャンが公式販売(55000円)されています。私の代わりに買いなさい。
【アリガットゥッ!】
アンコールは「初KO勝ち」と「ちちんぷいぷい」まだまだ盛り上がれるまだまだ景気良くさせるのか椎名林檎は!?花道通ってる時!ぼく!椎名林檎と目があったんですほんとです!トドメ刺されたよね。
ちちんぷいぷいまじでだいすき。
【景気の回復】これが言いたいんだよ
今回の林檎博のタイトルが「景気の回復」だったんだけどほんとにそれを体現させる実演だったのと今まで椎名林檎の実演では見なかったような「面白可笑しみ」が随所に感じられた。もちろん完成されたかっこよさは健全なんだけどこれまでにない羽振りよくバブリーな演出、曲順だっていつもより破茶滅茶。でもただはっちゃっけただけではない。人の心の闇の部分を描いた人だからこそ描ける深みのあるユーモアや人生の起伏の激しさを鮮明な色彩で確と感受した。明るい情景を目にするまでの過程が決して明るいだけではないのだと、そういうメッセージ性を含んでいたのかな。だからこそこの荒廃した、いまの現状がひょっとして明るい場所に変わるまでの過程なのかもしれない。いつもは明るいエンディング映像が今回は不穏な終わり方ってのもそれを伝えたかったのだろうか。
【余談】
今回まじで衣装チェンジ多すぎて椎名林檎が5、6人いないと説明つかない。ツアー終わったらまた紅白出演されるんでしょう?や、安らいでくれ〜!!!たまふ!!