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J2第26節 大分トリニータvsロアッソ熊本 プレビュー【大分を湧きあげろ!亀祭り】
こんにちは、トリノミカタです。夏の3週間に渡る中断期間に高橋大吾選手が加入し、怪我人も戻ってきて期待感のあった前節山口戦は、0-2の敗戦となりました。
チームとしての連帯感が感じられず、正直「中断期間何をしていたんだ?!」と言いたくなるような試合でした。
本記事では前節の振り返りと、日曜日に行われる熊本戦のみどころについて書いていきます。
完敗だった山口戦
山口とは前半戦ではホームで0-0の引き分け。大分が強度で上回り、内容は大分の方が良かったです。しかし、今回の試合においては、強度・戦術の浸透度、走力全てにおいて山口が上回っていました。
そんな山口戦のスタメンは以下の通りです。
![](https://assets.st-note.com/img/1723008809066-ot0aRzN935.png?width=1200)
大分は中断前から採用している3-1-4-2を継続してきました。長沢選手が頂点に入り、加入後初出場となった高橋選手はトップ下として様々なポジションに顔を出してチャンスを作っていました。アンカーには中川選手が入り、豊富な運動量で攻守に活躍しました。
山口戦の良かったところ
・高橋大吾選手のバイタルエリアでの受けるタイミングのうまさ
・野村選手の配給のうまさ
・中川、松尾ペアの連携
攻撃時に全体のヴィジョンが統一されておらず、停滞感がありましたが、高橋選手が受けにきて、リズムを作ることで相手のPA深くまで侵入できた場面がいくつかありました。高橋選手の受け手として優秀さが大分サポにも分かったと思います。一方で、強度で相手に上回られ、ボールロストするシーンも多く、今後の課題になりそうです。
また、今節のスタメンには配給のうまい選手が不在で、攻撃にスピードが出ませんでした。後半途中から野村選手が入ることで、長短のキラーパスが出るようになり、攻撃に怖さが出始めました。改めて野村選手の重要性を感じました。次節はスタートから野村選手と高橋選手が出てほしいと思います。
以前から感じていて勘違いかもしれませんが、中川選手は松尾選手のスピードを非常にかっていると思います。多少強引でも、松尾選手に裏を狙わせる攻撃を第一選択肢として考えているのではないでしょうか?このホットラインから得点が生まれることを期待します。
山口戦で出た課題
・目指すサッカーの意思統一
・配給役は最低1人スタメンに必要
・安藤選手、ペレイラ選手のパフォーマンス
何よりも厳しいのは後半戦にも入って、大分のスタイルが定まっていないことです。前半戦の怪我人の多さのせいで戦術やフォーメーションがコロコロ変わり、いまだに「これが大分のサッカーだ!」とイメージできません。
片野坂監督も指示しすぎないマネジメントに挑戦している最中で、もしかしたらうまくいっていないのかもしれません。個人的には手腕は信頼しているのでなんとか巻き返してほしいです。
また、配給役が必ず1人スタメンに必要だと思います。大分の中で中盤で展開力のある選手は野村選手と小酒井選手です。大分はWBが両サイドにいるので、ロングボールのサイドチェンジなど幅を使った攻撃ができると相手が嫌がると思います。
最後に、今節一番気になったのは安藤選手とペレイラ選手のパフォーマンスの低さです。大分の前線のプレスで山口にロングボールを蹴らせても、安藤選手とペレイラ選手が焦って味方に繋げないことが非常に多いと感じました。それによって、マイボールにできずに、プレスに行った大分の前線は守備に戻らざるを得ず、どんどん疲弊してしまいました。
また、安藤選手のポジショニングがよくなく、安藤選手だけ少し下がり気味でオフサイドが取れなかったり、ビルドアップが詰まったりしていました。できる選手なので次節は改善してほしいです。
熊本戦のみどころ
熊本は現在大分と勝ち点1差の16位。大分は15位なので、大分としてはここで勝って降格圏争いから脱出したちところ。
![](https://assets.st-note.com/img/1723348897239-qUyDvmUbp6.jpg?width=1200)
熊本は3-3-1-3という珍しいフォーメーション。ポジションを常に入れ替わりながら捕まえづらいポゼッションをしてきます。
中を使わせてしまうと、熊本の見事なパスワークが発動するので、大分としてはトップ下の藤井選手やトップの石川選手へのパスは厳しく潰さないといけません。
前節不甲斐なかった大分のCB陣が厳しく前から攻撃的な守備が出来るかが注目です。
前回対戦時には、全体的に大分が強度で上回り、ボールを多くの時間で回収し続け、大分がボールを支配しました。今回もまずは強度、走力で上回れるかが大前提です。
熊本の注目選手
熊本の注目はFW唐山選手です。この夏にG大阪から期限付きで移籍した選手で、ドリブルが魅力の選手です。初先発した栃木戦でも、1人だけ流れている時間が違うようなボールの持ち方で、攻撃にアクセントをつけていました。
また、右サイドの大本選手も注目です。攻撃時には必ずオーバーラップして攻撃に厚みと勢いをもたらします。唐山選手と大本選手の右サイドの勢いのある攻撃にしっかりついていけるか応援しましょう。
最後に
亀祭ということでクラブも30年の中でも一番準備を重ねて、2万人近くの観客が詰めかける試合です。
これからの集客の伸びのためにも絶対に勝ちが必要な1戦。皆ドームでトリニータに心臓を捧げましょう!!
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