『終りに見た街』を見て感じたこと Part1
テレビ朝日開局65周年記念ドラマ 9月21日(土)
みなさんは、見ましたか? リアルタイムでは見れなかったので、TVerで見ました。もともと原作も知らないし、過去2度ドラマ化されて3度目だということも知らず、大泉洋さん主演、宮藤官九郎さんの脚本ということで、なんとなく見始めました。このドラマを見て、原作を読みたいと思い、いろいろ調べたり、考えたりしてみました。
また、自分自身親として、教師として、この問題提起にどのように向き合っていくのかを考えておかねば‼︎と思い、言葉にしてみようと思いました。
ややネタバレにもなるので、まだご覧になられていない方は、ぜひ、TVerの見逃し配信でどうぞ♪ 10月5日 23:59まで配信しているそうです。
作品情報
作者: 山田太一
発表年: 1981年(小学館文庫版は2013年再版)
ジャンル:文学、SF、戦争小説
出版社: 小学館
あらすじ
『終りに見た街』は、東京近郊に住む普通の一家が、太平洋末戦争期の1944年にタイムスリップする物語です。現代の豊かな生活から一転して、現代と全く異なる戦時中の生活様式や社会全体の思想、大空襲に苦しむ日本へと投げ込まれた家族は、戦争の恐怖と迫り来る現実に葛藤しながら生きていくという物語です。
主題
この作品の中心テーマは、戦争がいかに人間にとって破滅的なものであるか、そして現代の人々が戦中のような困難に対してどのように向き合うかという問いを投げかけているものです。
初見のシンプルな感想
戦争ドラマでありながら、笑いが出てくるような感情になるのは、やっぱり大泉洋さん主演だからなんだろうなと思いました。また、タイムスリップで過去に行く作品は、これまでいくつも見てきました。初めは、よくある作品の一つだろうなという印象でした。
個人的に注目していたのは、戦争がどのように捉えられているかという点です。地上波で放送されるからには、戦前を肯定するような描写はなされないだろうと思っていました。案の定、大泉洋さん演じる主人公の田宮太一の言動からは、自虐史観っぽさを感じることが多いと感じました。
しかし、一緒にタイムスリップした子どもたちは戦争に感化され、時代に適応していきました。また、家族の生活を支え、戦時中に適応せざるを得なかった妻の田宮ひかりは、子どもたちが感化されていくことを感じながら、自分自身が受けてきた教育とのずれに苦悩させられているのだろうというふうに見えました。(妻の苦悩はそこまで中心に描かれてはない気がしますが)
ところどころ散りばめられていたミステリー要素もあり、どんな伏線回収をするのかなという視点でも見ていました。
あまりに唐突にきたラストシーンの衝撃さ
しかし‼︎
いや、最後のシーン。ゾワゾワっときました。そして、同時に感じたのは、
「これは、ただのドラマじゃない。現代への強いメッセージが込められている」
という、作品の強いメッセージ性でした。
『これは、現代日本に生きる私たち一人ひとりへの問いかけだ』
30代をどう生きるべきかという自分自身の問いへの答え探しにおいても、これは考えておかねば‼︎ そして、考えたことは、ちゃんとまとめて文字にしておかなければと思い、今回のnoteを書いています。
少し長くなったので、私自身が考えたことは、次のnoteに書いてありますので、興味があれば、ぜひ、続きをご覧ください。
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