2024/02/07の日経を読んで
三菱重工業は6日、3月末に1株を10株に分割すると発表した。株式分割は1950年の上場以来初めて。投資に必要な金額は現在の100万円強から10万円台に下がる。投資しやすくすることで株主層を広げる。記事を要約すると共に所感を述べたい。
同日発表した2023年4~12月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比2.1倍の1380億円だった。
6日終値は1万755円。売買単位は100株のため、現在は投資に107万円必要となる。10分割すると11万円弱から投資が可能になる。
投資に必要な金額を引き下げて、個人の投資意欲の高まりを狙う
けん引役はガスタービンや航空エンジンなどの「エナジー」で、事業利益は2倍の775億円に拡大した。
24年3月期の純利益は前期比46%増の1900億円と過去最高になる見通し。
ミサイルを中心に防衛事業も好調だが、収益貢献は来期以降となる見込み。
取引時間中の決算発表を受け、東京株式市場では三菱重工株が一時前日比665円(7%)高の1万770円まで上昇した。終値は6%高の1万755円だった。
株価は上昇基調で1年間で約2倍となっている。防衛予算の増額や原子力の積極活用など政府の方針転換を受け、将来の収益拡大への期待が高まったことが大きい。
やはり天下の三菱重工である。私は楽天証券で分割株で1株だけ年明けからNISAのポートフォリオに入れたが、確かにもう2,000円近く値上がりしている。3月末には正式分を1株から10分割の値段で買えるのだから、買うに決まっている。
防衛部門の数字が表れるのは、来期以降になるという。日本の防衛産業の雄、三菱重工に投資しておけば間違いないと私は思う。