2024/07/26の日経新聞を読んで
富士通が25日に発表した2024年4~6月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期の4倍となる168億円だった。DXやシステム刷新の需要を追い風に、主力のITサービスが伸びた。記事を要約すると共に所感を述べたい。
売上高にあたる売上収益は4%増の8300億円、営業損益は213億円の黒字(前年同期は18億円の赤字)だった。
ITサービス事業ではシステム開発手法の標準化や自動化により、生産性が改善したことも寄与した。
一方、サーバーやストレージといったハードウエア事業は円安効果で部材調達コストが上昇し、低迷した。
国内のITサービス事業の受注高は3%減だった。24年3月期は通期で15%以上増加した。
25年3月期の通期業績予想は据え置いた。
【所感】
日本企業も第一四半期の決算が一斉に始まった。日本を代表するDX企業の富士通は純利益が前年同期の4倍となったのはDX化が順調な証拠だろう。一方で国内ITサービスはイマイチだったものの、25年3月期での通期業績予想を据え置いているため、大型案件等の受注を予定していると見る。