2024/01/09の日経を読んで
中国とインドが空母の建造を競っている。中国軍の3隻目の空母「福建」が近く試験航行を始め、2025年にも就役する見通し。インドも3隻目の空母を国内で建造する方針だ。両国の海空の作戦範囲が拡大し、日本や台湾などを取り巻く安全保障の環境に影響する。記事を要約すると共に所感を述べたい。
中国共産党系メディアの環球時報は24年1月4日、福建の初の試験航行が「目前に迫っている」とする専門家の分析を紹介した。
福建は22年6月に進水し、排水量は8万トン超と、中国最大の軍艦になる。
日本の海上自衛隊で最も大きい護衛艦で、事実上の空母とされる「いずも」(排水量2万7000トン)を大幅に上回る規模である。
最大の特徴はリニアモーターを使い艦載機を射出する「電磁式カタパルト」
艦載機に積み込めるミサイルや燃料の重量が増える。活動範囲や戦闘力が向上し、作戦の選択肢が広がる
中国軍は電磁式カタパルトを搭載する空母を増やす方針で、4隻目以降を原子力駆動に切り替えるとの見方もある。
中国は13日に迫る台湾総統選を前に、台湾周辺での軍事活動を活発にしている。
中国の軍拡が止まらない。日本のGDP2%比とは比較にならない。建造中の福建は排水量が80,000トン以上と、いずもの27,000トンと比較しても、その大きさが分かる。中国の動きは、日本の帝国海軍時代の大艦巨砲主義時代の賜物である大和を彷彿とさせた。しかし、大和は時代との逆風に突き進み、悲劇の運命を辿ったのは周知の事実である。福建は超巨大だが、空母であり、最新鋭の電磁式カタパルトを搭載する。時代の逆行ではなく、最先端の軍事技術を応用している。日本はどうか?レールガンが防衛研究所からメディアに発表があったが、今の軍事力、ここでは防衛費という意味では、人民解放軍の足元にも及ばない。
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