2024/10/05の日経新聞を読んで
三井住友銀行や住信SBIネット銀行など住宅ローン大手の銀行が、10月適用分の変動型住宅ローンの最優遇金利を引き上げた。9月適用分と比べた引き上げ幅は0.15%。新規に住宅ローンを借りる場合、借入額3000万円なら、これまでに比べ毎月約2000円の負担増につながる。三菱UFJ銀行とみずほ銀行は、9月と同じに据え置いた。記事を要約すると共に所感を述べたい。
三井住友銀行は10月の最優遇金利を年0.625%とした。最優遇金利の引き上げは、2007年10月以来。大手銀行ではりそな銀行も9月に比べ0.15%引き上げ、年0.49%とした。
従来、大手銀行よりも低水準の最優遇金利を提示してきた住信SBIネット銀行、auじぶん銀行も10月分から最優遇金利を引き上げた。
今後も日銀の追加利上げが続けば、住宅ローン金利の引き上げも連動する可能性が高い。
現在の政策金利は0.25%で、政策金利を変更する際は一般的に0.25%刻みで金利を変える。
三菱UFJ銀行、みずほ銀行は、最優遇金利を9月と同水準とした。
三菱UFJ銀行は基準金利を17年ぶりに上げたが、基準金利から差し引く優遇幅を拡大。
適用金利が上がっても、支払額がすぐに増えるわけではない。
多くの銀行は、毎月返済額の見直しを借り入れ後5年ごとに実施する「5年ルール」を設けている。
【所感】
変動型住宅ローンの宿命というべきだろう。変動型なので、金利は変動して当然。7月の植田総裁の短プラ上昇が発表されて、その波がついに押し寄せる。
10月から各行の変動型住宅ローンが上昇するわけだが、金利ランキングを見ていると、順位が変わったと分かる。
これまで、不動の一位二位を確立して来たauじぶん銀行、paypay銀行だが、最優遇金利でも10月からは三菱UFJとみずほの最優遇金利に負けた。
これは圧倒的に資本力のある三菱UFJ、みずほは利上げが発生しても、適用金利への金利転嫁をしなくても、問題無いと経営層が判断したからだろう。
特に三菱UFJは最優遇を0.345%で先月から据え置いた。まさに日本のメガバンの頂点であり、日本の時価総額ランキングで2位に君臨するだけのことはある。18兆円という時価総額が後ろ盾にあるため、体力は他行を凌駕している。
さて、住宅ローン金利ランキングでは三菱UFJが最優遇金利0.345%で首位となった。auじぶんは最優遇金利が0.479%である。今住宅ローンを組むならば、間違いなく私は三菱UFJを第一希望にするだろう。ちなみに、私のメインバンクは三菱UFJである。