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2024/03/03の日経新聞を読んで

自衛隊は北大西洋条約機構などが4日から実施する合同宇宙演習に参加する。衛星通信の妨害といった宇宙空間で起きうる脅威を分析し、対応を確認する。記事を要約すると共に所感を述べたい。

自衛隊も参加する
  • ロシアや中国によるサイバー攻撃増加を背景に宇宙での防衛連携を強化する。韓国やアラブ首長国連邦も演習に加わる。

  • 自衛隊は4日から15日まで仏南西部トゥールーズで実施する宇宙演習「アステリクス」に参加する。

  • NATOと米英独などNATO加盟国、日韓、UAEなど計16カ国が合同演習する。

  • ミサイル大手MBDAや宇宙・防衛大手アリアングループなど欧州企業も協力する。

  • 仏軍は2021年からアステリクスを毎年実施し、今回が4回目となる。

  • 自衛隊は22年から見学のみの「オブザーバー」として加わったが、今年は隊員2人が演習に参加する。

  • 仏軍によると、演習は「現在や将来の脅威を念頭にした架空の地政学的シナリオで、宇宙戦争の全領域をカバーする」という。

  • 中国が日本や米国を標的にサイバー攻撃を展開しているとの指摘も多い。日本にとっても宇宙空間の防衛強化が急務となっている。

  • 自衛隊は22年3月に宇宙作戦群を設け、人工衛星や宇宙ごみを監視してきた。

  • 日本政府は23年6月、衛星活用など防衛目的の宇宙利用を拡大する今後10年の指針を定める「宇宙安全保障構想」を初めて決めた。

  • 他国との連携も強化している。23年7月にNATOとの間でサイバーや宇宙空間での対応を含む安保協力をうたう新文書をまとめた。

自衛隊にとって、喫緊の課題は宇宙サイバー分野であることは間違いない。
そのような中で、対外的にアステリクスに今年からはオブザーバーではなく、プレーヤーとして、2人が参加するのは意義がある。
オブザーバーとして参加するのと、実際に参加するのでは、責任感の重みも違うだろう。是非今後は、たとえば、宇宙作戦群の部隊で参加するなどして、是非日本に還元してほしい。
中国やロシアの脅威は高まるばかりである。アクティブディフェンスを構築しようにも、現実はまだまだ、出来ていないように思える。
今回のようにNATOと組んで対外的に日本の実力を向上させるのは非常に意義があると思う。是非継続してほしい。

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