2024/08/30の日経新聞を読んで
アシックスがグラブやバットなど野球用品の販売を2025年9月で終了することが、29日分かった。スパイクなどシューズの販売は継続する。野球用品事業は近年、国内中心に展開しており、収益性が低かった。海外販売も多い主力のランニングシューズなどに注力する。記事を要約すると共に所感を述べたい。
アシックスは1973年に野球用スパイクに参入した。
76年に米ローリングス・スポーティング・グッズ・カンパニーとライセンス契約を結び、グラブやバットなどスパイク以外の野球用品を「ローリングス」ブランドで製造・販売してきた。
ローリングスとは2012年末に契約を終了し、すべての野球用品をアシックスブランドに切り替えて販売してきた。
95年から14年までイチロー選手とアドバイザリースタッフ契約を結び、シーズンで使用するスパイクを作製してきた。
大谷翔平選手とも14年から22年までアドバイザリースタッフ契約を結び、スパイクやグラブなどを提供してきた。
現在も米大リーグ、パドレスのダルビッシュ有投手など11人の日米のプロ選手と契約してグラブやシューズなどを提供している。
【所感】
アシックスは業績も好調な優良企業ではあるものの、スパイク以外の野球用品から来年の9月で撤退するという。日本を代表する野球ブランドであるアシックス。撤退とは悲しい。
この判断も業績好調なアシックスだからだろう。野球用品事業の売れ行きが良く無いための選択と集中である。ICHIROや翔平といった日本が誇るスーパースターもアシックスと契約を結び、彼らが使っているイメージもあったのだが、世界的に見たら野球というスポーツはマイナーなのだろうか。
ランニングシューズは海外でも販売はかなり好調のよう。実際私も昨年出場した神戸マラソンではゲルカヤノを購入して、トレーニングに励み、本番でも完走を果たした。野球用品からの撤退は悲しい限りであるが、アシックス製品は愛用したい。