
2024/08/15の日経新聞を読んで
岸田文雄首相は14日、9月の自民党総裁選への不出馬を表明した。党派閥の政治資金問題などによる政治不信を払拭できず、内閣支持率は低迷していた。次期衆院選を見据え、党内から首相交代論が出る状況で総裁再選は難しいと判断した。記事を要約すると共に所感を述べたい。
首相官邸での記者会見で「新生・自民党を国民の前にしっかり示すことが必要だ。自民党が変わることを示す最初の一歩は私が身を引くことだ」と述べた。
後継を選ぶ自民党総裁選は規定に基づき9月20~29日の間に投開票する。
衆院議員の任期末となる2025年10月30日までにある次期衆院選を見据えて「党の顔」を選ぶ。
首相は不出馬表明後、側近議員に電話し、総裁選を乗り切ったとしても「次期衆院選は厳しい」と説明した。
首相は記者会見で総裁選に関し「我こそはと思う方は積極的に手を挙げて真剣勝負の議論を戦わせてほしい」と期待を示した。

在任日数は14日で1046日となり、戦後35人の首相のなかで岸信介氏に次いで8番目に長い。
【所感】
岸田首相は次期総裁選に出馬していたと思っていたので、驚きのニュースであり、号外も出た。確かに今の岸田政権が次期総裁選に出馬しても、最有力候補の石破氏に勝てるとは思えない。岸田政権は自民党の裏金をはじめとして支持率が大幅に低迷したのは、大きな痛手だったと考察する。
そうはいっても岸田政権はこの3年で数々の政策に取り組んできた。特に外交の岸田ということはあって外交政策では大きな成果を残せたと思う。
私が思うに岸田政権の大きな功績は
日韓関係の大幅な関係良好化を実現
新NISAの制度を確立させ、我が国を資産運用立国への一歩を踏み出した
日米関係の良好な関係を継続
安倍晋三氏の国葬の実現
私は大きくこの4点だと思う。賛否両論はもちろんあるだろうが、私はこの4点は評価したい。残り1ヶ月の岸田政権の締め括り方にも注目したい。