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2024/06/05の日経新聞を読んで

オースティン米国防長官は、在日米軍司令部の司令官の階級引き上げを検討していると明らかにした。日本が2024年度末に陸海空自衛隊の一元指揮を担う「統合作戦司令部」を発足するのに合わせ、権限を強める。記事を要約すると共に所感を述べたい。

  • 現在の在日米軍司令官の階級は中将。

  • オースティン氏は大将に格上げする案を「詳細に検討している」と述べた。

  • 米国防総省は日本が統合作戦司令部を作るのに合わせ、組織改編の検討を進めている。

  • 日米間で有事の対応に備え、作戦の立案や訓練を巡る連携を深めようとしている。

  • 現在の在日米軍は作戦指揮権を持たず、ハワイに司令部を置く米インド太平洋軍が指揮権を持つ。

  • 東京とハワイでは時差があり、連携を深めるには課題があると指摘されてきた。

  • 日本の統合作戦司令部の司令官は陸海空の幕僚長と同格で強い権限を持つ。

  • 在日米軍の司令官が大将となれば、日米双方の窓口が高い権限を持つことになり、意思決定が早められる。

【所感】
在日米軍司令部司令官が現状中将だったことに驚きを隠せない。これでは意思決定に時間を要してしまう。現行制度では米インド太平洋軍に指揮権があり、場所もハワイと日本からは物理的にも遠い。有事の際の意思決定に時間を要していまい、強固な連携が取れるか心配である。日本はどうか?今年度末に設立する統合作戦司令部の司令官は陸海空幕僚長と同じく、将である。在日米軍司令部司令官も同格の大将であるべきだろう。

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