見出し画像

2024/02/18の朝日新聞を読んで

JAXAと三菱重工業が開発した新型ロケット「H3」2号機の打ち上げが成功した。17日午前、種子島宇宙センターから打ち上げられ、予定の軌道に到達。計画通り、全てのミッションを完了した。国際競争が激しい衛星打ち上げ市場に、名乗りをあげた。記事を要約すると共に所感を述べたい。

  • H3は、昨年3月に初号機の打ち上げに失敗。原因調査と対策に約1年かけて臨んだ打ち上げだった。

  • 3号機からは実用衛星を載せる本格運用となり、将来的に運用は三菱重工業に移管される。

  • H3は、「H2A」ロケットの後継として、2014年から開発が進められてきた。世界で拡大する衛星の打ち上げ需要をねらい、低コスト化をめざす。

  • 初号機の失敗による日本の宇宙開発への影響は大きく、多くの衛星や探査機の打ち上げ計画に遅れが出た。

  • 岡田プロジェクトマネージャーは、この日の打ち上げについて「100点満点」と評価しつつ、「H3は2回経験しただけ。これからが勝負なので、しっかりと育てていきたい」という。

  • H2Aに比べ、運べる衛星の重さが3割増で、費用は半額の50億円、年6回の打ち上げを掲げる。

  • 低コスト化をめざす背景には、世界で激しくなる衛星の打ち上げ競争がある。

  • 世界の宇宙ビジネス市場は、40年には1兆ドル超(約150兆円)に拡大すると予想されている。

  • 政府も宇宙基本計画で昨年、30年代早期の国内市場規模を20年比の2倍となる8兆円に拡大させる目標を掲げた。

まずはこの成功を心から喜びたい。私自身もリアルタイムでYouTubeのJAXAチャンネルで、その瞬間を見ていた。本当に感動だし、日本の技術力が証明された瞬間だと喜びを感じた。
昨年の初号機の失敗から、JAXAと三菱重工は徹底的な原因究明を実施して、それが今日の成功に繋がったと思う。H3の成功率はまだ50%であるし、初号機の失敗による、衛星や探査機のスケジュール後ろ倒しに悲観的になることはないと思う。今後失敗しても失敗から得ることがあるだろうし、挑戦することを辞めた訳ではないのだから、日本の宇宙産業は明るい。宇宙基本計画で予算が2倍の8兆円になるのもいいニュースだと思う。宇宙はいつだって浪漫がある。宇宙を目指し続けてほしい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?