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2024/01/04の日経を読んで

電気自動車の世界販売台数で、中国のBYDが米テスラを四半期で初めて上回り首位となった。主戦場の中国では両社の主力モデルが競合し販売競争が一層激しくなる。EV市場に減速感がみえる中、車載電池を内製するBYDが採算面でもテスラに追いつく可能性がある。記事を要約すると共に所感を述べたい。

BYDの販売台数がテスラを抜いた
  • テスラが2日発表した2023年10~12月期の販売台数は48万台で、すでにBYDが発表した52万台を下回った。

  • BYDは主力の中国を中心に、積極的に新型車を投入して販売を伸ばした。

  • テスラ車は中国ではなお「高級車」だ。テスラは顧客層を広げるために低価格の車種を増やすことが優先事項といえる。

  • 一方、BYDは低価格車に加え上級車の品ぞろえも広げ、収益力を高める戦略を採る。

  • EVのコストを左右する車載電池の低価格化ではBYDが優位に立つ。

  • 電池が祖業のBYDは電池を内製しており、調達コストを抑えられる。

  • BYDにもテスラにはない課題がある。販売比率が1割にとどまる海外市場の開拓だ。

  • 東南アジアでは実績を出しつつあるが、米国市場への参入は米政権によるEV分野での「中国締め出し」で見通せていない。

BYDの勢いが止まらない。販売台数でテスラを抜いたというのは衝撃的だが、私個人としてはBYDよりもテスラの方が好きだし、もっといえばガソリンを垂れ流す大排気量のアメ車が好きだ。
BYDは海外販売比率が1割というのは低すぎる。米国の中国締め出し政策はあるにしろ、将来性を考えるとかなり厳しい。米国第一主義を掲げるトランプ政権に移ろうとも、これは変わらない。そう考えるとテスラの方が将来性はあるだろうか。

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