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2023/10/26の日経を読んで
三菱電機は25日、鎌倉製作所など3カ所で防衛装備品を生産する工場を新設すると発表した。約220億円を投じる。計8棟の生産棟を2025年4月以降に順次完成させる。政府が防衛予算を拡大させることを受け、レーダーシステムなど防衛装備品の生産能力を強化する。記事を要約すると共に所感を述べたい。
鎌倉製作所には合計3棟建設し、延べ床面積は約3万400平方メートルとなる。郡山工場(福島県郡山市)には4棟、電子通信システム製作所(兵庫県尼崎市)には1棟を新設する。
三菱電機は防衛省向けにレーダーシステムなど防衛装備品を生産している。
5月には防衛・宇宙事業で配置転換を含めて1000人規模を増やす方針を示したほか、鎌倉製作所などでの約700億円の設備投資計画を発表している。
日本企業として初めて防衛分野で外国政府と直接契約を結び、19日にはオーストラリア国防省と防衛装備品の共同開発事業の契約を結んだと発表した。
三菱電機は先日のオーストラリア国防省との直接契約締結に続き、防衛装備品を生産する工場を220億かけて、新設するのは、日本の防衛力の抜本的強化に繋がると信じたい。日本の防衛産業は三菱重工と川崎重工がツートップであり、トップランナーである。三菱電機は業界3位〜5位というところではあるが、日本の防衛産業の中核として、今後にも期待したい。