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入院2日目(手術当日)

昨日から、睡眠時無呼吸症候群による扁桃腺摘出手術のため、虎の門病院に入院している。


入院2日目の今日は扁桃腺摘出手術が0830より行われた。
手術室で、手術を受けるのは人生初だし、全身麻酔だって人生初。周りの同世代で手術を受けたことのある人はほとんどいないだろうし、31歳でこういう経験が出来るのはレアである。

さて、手術を受けるということで、手術着を渡される。紙パンツも渡されて、それに着替える

手術着と紙パンツ

0830頃看護師が迎えに来た。私は12階で入院しており、手術室は6階、そこまでは看護師と一緒に歩いていく。

手術室というと、薄暗く長廊下で、「手術中」という電光掲示板が物々しく光っている。そんなイメージだったのだが、虎の門病院は全然違った。

まず、6階の入口に入ると、共通廊下があり、ここで手術室の部屋番号を言い渡される。天井も高い。手術室がたくさんあるので、私の扁桃腺摘出手術以外にも同タイミングで色々と手術を行なっている様。私の手術室は18番と言い渡された。

18番、日本のエースナンバーである。縁起がいいし、手術はきっと、成功する。そう確信した。


18番手術室まで歩く間に看護師と話をしてたのだが、ここの手術室は鈴木亮平主演の「TOKYO MER」のロケで使われたそうである。さすが日本最高峰の医療機関、虎の門病院である。

そして、18番の部屋の前に一脚だけパイプ椅子があり、そこに座る。少しすると、手術室で準備を終えた主治医の小林先生だけでなく、麻酔科の先生や、専門の看護師など5人くらい出てきて、本日の手術を担当します〜ですと自己紹介をしてくれた。

全員女性、女医だった。これは驚いたな。
部屋に入る前に、私の氏名、生年月日を名乗る。そして、手術の同意書をもう一度確認して、いざ手術室へ。

そこは何というか、巨大な近未来的なラボであった。部屋は天井も4、5メートルくらいはあり、正方形に広かった。真ん中に私が座る手術台があった。サイドにメスとか器具とかが並んでいたと思うが、痛くなりそうだったので、よくは見ていない。

頭上には巨大なディスプレイが吊るされており、そこには私の氏名と脈拍とか身長体重も表示されてた。
医療ドラマとかで見る脈拍が表示されるモニターは緑文字だけが浮かんでいるが、ここ虎の門病院はさすが最先端。必要であろう情報が全て鮮明に映されていた。

さて、手術台に横たわる。オペは仰向けで行う。女医や看護師は非常に慣れた手つきで、点滴針を刺し、血圧計とか、他にも測定器をピタピタと私の身体に貼り付けていく。酸素呼吸器も私の口の上に置かれ、少しずつ麻酔が流れ始める。

主治医の小林センセが登場する。

笑顔で、私に不安感を与えないようにしてくれ、そして右手を握ってくれた。不思議と安心した。手術の時、手を握られるとこんなにも、人は安心するんだとしみじみと感じた。将来妻が出産で、立ち会う時は、手を握ってあげようと思った。

そこから、ゆっくりと意識はしていなかったが、全身麻酔が呼吸器からすーっと入ってきて、いつの間にか、寝ていたと思う。

手術後に体を起こされて、器具を外されたところはほとんど覚えておらず、部屋に戻されて、気付いたら入院部屋のベットに戻されていた。

手術はざっと2時間だった様。小林センセも手術は成功したと言ってくれた。


あぁ良かった。良かった。ただそれだけである。
今日から退院まであと1週間。完全回復したい。

手術から戻ってきた私
I'll be back

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