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2024/07/06の日経新聞を読んで

NECは5日、若い世代が年配者の先生役となる研修「リバースメンタリング(RM)」を初めて実施した。新入社員が役員から職場の悩みを聞き出し、それを解決するアプリケーションを1時間半で作り上げた。上意下達でない組織文化を醸成するとともに、若い世代の働きがいを高める狙いがある。記事を要約すると共に所感を述べたい。

  • 「社内コミュニケーションを活性化させたいんだけど、どうすればいいかな?」。5日午後、NEC本社の研修会場でこう尋ねた役員に対し、新入社員が「上司とのチャットは句読点が多くて怖いんです」と応じた。

  • 今回のRM研修はデジタル人材育成のライフイズテックのプログラムを使い、役員35人と新入社員35人の計70人が3~5人ずつのチームに分かれて参加した。

  • 新入社員はプログラミング不要の「ノーコード」ソフトを駆使して役員の悩みを解決した。

  • NECは終身雇用や年功序列といった旧来型の人事制度からの脱却に力を入れてきた。

  • 仕事内容と求められる成果を明確にするジョブ型雇用に順次移行し、4月には新卒を含む全社員が対象になった。

  • ただ、制度改革を進めても、フラットな組織文化を醸成するのは簡単でない。

  • そこで導入したのが今回のRM研修だった。

  • 最近は幹部層が若手の柔軟な発想や知見に触れられ、若手は幹部から教訓を得られるといった利点も評価されている。

  • NECは25年以降も年1回以上のペースでRM研修の開催を検討する。

【所感】
新入社員と話すだけでも、多くの新しい気付きを得ることができる。新入社員の彼ら彼女らはまだ会社の利益に貢献できていないと感じるかもしれないが、長らく会社に勤めている人からすると会話の中で気付きを得ることもある。リバースメンタリング研修はとても良い取り組みだと思う。それこそ、NECの場合は新入社員と役員で行うという構図だったが、たとえば、これを入社5年目までの若手と部長クラスで行うとか色々な気付きを得れると思う。是非弊社も含めて実施してほしいし、私も参加したいと思った。

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