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技術不要で強くなれる!麻雀4つの"妥協"【豪傑ルーパー必見】

麻雀の勉強って難しいですよね

シンプルに理論として難しいものも多いですし、覚えたところで、次の半荘で使わないどころか、10半荘打っても何も活かせない知識なんてものもザラにあります。

それが麻雀上達のための全てで向き合い続けるしかないのでしょうか?

否、麻雀には技術には関係しないところで成績が変わる要素がいくつかあります。

今回はその中でも"妥協"をテーマに4つ紹介させていただきます。

妥協は悪いことではありません。むしろ僕は"妥協"こそが玉の間などのフィールドで勝ち越すマストアイテムとまで考えております。

別にラス回避だけに活きる技術ではなく、あらゆる麻雀のルールにおいて汎用性高く使える知識ですので、是非ご覧ください。

また、「妥協」ということはその見返りに「せめてこれはさせて」というのがありますのでそちらも合わせて紹介していきます。

妥協1,マンガンで妥協

麻雀の点数は1翻増える度に点数が倍になりますが、満貫以降は2翻増やしてやっと4000点増えるということで、点数の上がり幅が美味しくありません。

ということで基本的には満貫までは多少あがり率を落とす価値はありますが、それ以降は劇的に速度が大事になります。

これはリーチ判断や道中の進行に影響を与えます。

妥協の代わりに→「満貫はあがらせて」

中にはこんな方もいるでしょう

「4000点しか変わらないといいつつも、3900は価値ある打点なのだから満貫→跳満も貴重な得点源だ」

おっしゃる通りです。

4000点というのは決して軽視していい点数ではありません。

ですが、それ以上に8000点をあがるということの価値は大きいのです。

例えば東一局満貫を和了ると、ラス率は8~9%になります。

一方で東一局跳満を和了ると、ラス率は約5%になります。

その差はだいたい4%

一方これがアガれなかったらラス率は25%前後のまま半荘が進行します

ラスを回避するという点において満貫を1度上がるということはラス率を15%近く下げるとても重要な要素なのです

妥協2,リャンメンで妥協

手作りをするうえで考えるのはより早く、より高く上がることですが
そのためにより良い形を作るのは大事なことです。

そして、当然ですが、カンチャンよりリャンメン、リャンメンより三面張、と待ちの種類が増えるほどいい形と言われます。

しかし、いい形を求めていいのはリャンメンまで、それ以上は狙いすぎるとかえってアガリが遠のいてしまいます。

例えば以下の形を見てみましょう

6ブロックで、いづれかのリャンメンを払わなくてはなりません
ここから三面張を見て索子をすべて残すのはよろしくありません。

なぜなら三面張の種とは言え、2度受けになっているため、受け入れでシンプルに四枚損してしまいます。

「2度受けは嫌った方がいい」というセオリーがあるので、このぐらいなら間違えない人も多いと思いますが
より難しくなっても多面張のためにほかの何かを犠牲にするのはよろしくないことが多いです。

妥協の代わりに→「両面ではテンパイさせて」

では、三面張を無理に狙わないとして妥協点はどこなのか
それは「リャンメンは最大限狙う」ことです

以下の牌紙を見てみましょう

2456の形は3を引くことで147の三面張になる魅力的な形ですが、逆に言うと3以外のツモは愚形を作り出してしまいます。
その一方で孤立の3sは24s、4mは35m引いてリャンメンが完成します。


これが三面張を捨てて良形を取りに行くということです。

もちろんこれが筒子が3567であれば、それをそのまま残しても構いません。
良形率は変わらないうえで、三面張の可能性が残るので孤立の3より優秀になります。

麻雀はリャンメン!

リャンメン以上の形が残るような打牌が形の正義です

妥協3,あがりを妥協

麻雀はあがらないと勝てません。

でも多くの局で我々はアガリを諦めなくてはなりません。

それは、麻雀は四人でやるゲームだから

実力介入の要素があるとはいえ、一局単位で言えばほとんど運の要素であがる人が決まっています。
全員それなりにまっすぐ打つと仮定するなら、和了を受けられるのはMAX25%、4局に1回程度しかありません。

残り75%の局はあがることなくその局を終えます。

あがらないと勝てないと前置きをしつつ、勝つためにはそれ以外の「あがれない75%の局」をどう乗り切るかも大事なのです。

妥協の代わりに→「放銃無しで局を終わらせたい」

「あがらない局」のわかりやすくいい結末は「放銃せずに局を終える」ことですよね

アシストや差し込みで安い支払いで局を進めたり、ライバルの動きを止めたりと応用的なことを考えればきりがないですが

ひとまずは、振り込まないことで被害を簡単に抑えることができます。

では振り込まない進行とはどんなものか?

ぶっちゃけた話配牌オリでも、高い手だけ目指してスリムに打つでもどちらでも大丈夫です。

配牌オリも厳密に言うと安い他家を手伝ったりなど、技術が必要ですが、まぁ字牌たんまり溜め込んでおけばだいたい大丈夫です。

スリムに打つのもミスったとてどうせあがれない局だと思って打ってるのでそこまで気にする必要はありません。

まずは

「悪い手の時はとにかく放銃を避ける」

ということを意識するだけで成績は驚くほど改善するはずです。

妥協4,3着で妥協

最後の妥協は三着をとることです

最後はみんな分かっているようでわかってない「ラス回避」の意識

本当に三着で満足していますか?

「三着は勝ち」といいつつため息をついていませんか?


三着は勝ちだと思えるだけで打ち方の意識は大幅に変わってきます。

オーラス、ドラ1あるからって簡単にタンヤオドラ1で終わらせられる手を無理にリーチまでもっていったリすることもなくなるはず。

意識一つで変わるはずです。

妥協の代わりに→「ラス回避はさせて」

よく

三着をとると時間だけを浪費したみたいでいやになる

と聞きますが

その意識の改善がラス回避の第一歩です

四着をとると豪一配分でもそのあとの一着と二着合わせて丸々3半荘、時間を浪費して元に戻ります。

それだけラスは重いですし、ラス回避である三着は偉いのです。

オーラス

3着で役ありで裏1着アップを曲げない(3着許容)

放銃アウトの場面で呑気に3副露愚形待ち危険牌だらけにしない

ラス目でダマで3着ならダマる

特に南場に入ってから、自分が現実的に落ち着けそうな順位はどこなのか、客観的に見るようにしましょう。

押し引きは基準も大事ですが、どんな心持ちでその局面を迎えるかもかなり正しい押し引きのために大事です。

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました。

技術は一朝一夕では会得が難しいですが、心持ちは今から変えられます。

特に今まで技術だけで乗り切ってきたほど、こういう心持ちを変えるだけで知ってるだけだった技術が実戦レベルにまで向上することもあります。

ぜひ、実戦で活かしてみてください!!

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