『資本論』 第1巻 カール・マルクス著 1867年9月14日 第一版序文(抜粋) 『資本論』は、1859年『経済学批判』の続きとなるものである。しかし、『経済学批判』の内容は『資本論』第1巻第1章に要約された。 第一章、商品の分析を含む節は、読者にとって「最大の困難」となるだろう。 ブルジョア社会にとっては、労働生産物の商品形態または商品の価値形態が経済的細胞形態である。この経済的諸形態の分析のためには「抽象力」が必要となる。 ※「ブルジョア的富が自己を示す最初の