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こんな北朝鮮に注目! うまい!?大同江ビール

かなり前からだが、北朝鮮の代表的なビールに選ばれる大同江(テドンガン)ビールが、西側メディアやビール批評家たちに高い評価を得ている。北朝鮮ではテレビCMがあり、「平壌の誇り 大同江ビール」と連呼。イギリスの「エコノミスト」誌は2012年、大同江ビールが期待以上に味が良く、韓国のビールよりおいしいと評価した。ロイター通信も、2008年、北朝鮮のビールが韓国ビールより味がはるかに優れていると批評家たちが評価していると報じた。

2012年に、平壌のビール醸造所を訪れたアメリカ人のビール愛好家ジョシュ・トーマス氏も北東アジアで大量流通しているビールの中で、大同江ビールが最高だと言った。トーマス氏はインタビュー取材の中で、「日本のアサヒビール、韓国のOBビール、中国の青島ビールなど各国で最も売れているビールの味を比べると、北朝鮮の大同江ビールの味にはるかに及ばない」と語った。

日本、韓国、中国の小規模なビール醸造所の中で、北朝鮮よりおいしいビールを造るところはあるが、大量生産では、大同江ビールの味が最も良いいう評価だ。当時、トーマス氏は「大同江ビールは、ハンバーガーなら高度な手作りハンバーガー、他のアジアの国々のビールはマクドナルドのハンバーガーのようだ」と語った。北東アジアで大量流通されているビールは、コメやトウモロコシなどの副原料を多く入れて味が軽いのに対し、大同江ビールは副原料をあまり入れないので、味が濃く、深いという。

さらに、トーマス氏は、大同江ビールの独特な製造方法が良い風味を加えていると説明。通常、ラガービールは冷蔵状態で長期間発酵させ、エールは高温で短期間で発酵させるが、大同江ビールは、常温で発酵させる「スチームビール」の製造方式を導入していた。ラガービールをエール方法で製造するので、独特な味がするという。北朝鮮で冷蔵が容易ではないため、偶然、おいしいビールを造れるようになったということかもしれない。

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