ハーモニー~道~ 第9話

(夢を見ている。)
(瑞巴)「お姉ちゃんは絶対に演奏、辞めちゃダメなんだって、
     今度は私やお父さんの為に演奏してよ、、、。」

起きる瑞樹。
(瑞生)「夢にまで出てくるなんて、、、。どうしよう?」

その夜、(瑞巴)「ただいま、今度コンクールに出ることになりました。」
(瑞生)「それは良かったね~。本心から思ってるよ。」
(瑞巴)「あっ、今の言い方、
     なんかお母さん言われてる感じした、、、。(涙)」
(瑞生)「何言ってるのよ、私はあなたのお姉ちゃんでしょ、、、。
     お母さんも天国で見守っていてくれると思うよ。
     本当に良かったね。やっと、夢かなったね。(涙)」
(瑞巴)「まだまだ、これからです、私は、、、。
     目指すところはプロ。それよりお姉ちゃんはどうなりたいの?」
(瑞生)「私は、もう演奏諦めようと思ってる。」
(瑞巴)「そっか、じゃあしょうがないね。
     私の個人的な夢もここまでかぁ~」
(瑞生)「何、その夢って、あなたの夢はプロになることでしょうが。」
(瑞巴)「だって、私はお姉ちゃんと同じ舞台で
     プロとして演奏したかったんだよ、、、。でもそれも、
     もう無理みたい、、、。」
(瑞生)「そっか、ありがとうね。その気持ちだけで嬉しいよ。
     今のその気持ちそのまま乗っけて演奏してみなよ。
     私に聞かせて。」

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