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妊娠前の夫婦での話し合い#2

さてそんなバチバチの里帰りでしたが、
乳腺炎が落ち着いたのは産後2か月くらいのことでした。
切開の傷がようやく閉じたのがそのくらい。
ようやく自宅に戻ることにしました。
周りに気兼ねなく過ごせると解放感と
ちょっと赤ちゃんみてて、ができなくなる不安と、
赤ちゃんのお世話をしながら、ごはんの支度から洗濯、掃除、をひとりでやるプレッシャーと
いろんな気持ちが入り交ざりながら自宅に戻りました。

やはり、それからも続々と問題は勃発していく我が家でした。

本日は産後のすれ違い
産前に知っていたら、今の私ならどう夫に伝えていたか
ということを書きました。


産後のすれ違い

授乳でのすれ違い

わたしは母乳を続けたい

傷が閉じるまでは授乳のたびに傷から乳汁が噴き出すので、外出なんてほとんど考えられませんでしたが落ち着き始め、乳汁の分泌も安定してきました。

しかしそれまで咥えさせることのなかったそちら側のおっぱいを赤ちゃんは嫌がり、毎回激おこ。

それでも、やっぱり続けたかった母乳。
せっかく出るようになったから飲んでもらいたい
すぐに差し出せるよう、真冬にターザンのような恰好で過ごし、
おなかが空いてそうな時間や寝ぼけている時間を見計らっては嫌いなほうのおっぱいを差し出すのですが、赤ちゃんはのみづらいから拒否、ミルク大歓迎。

その姿はおそらく周りには何と戦っているのか謎の戦いだったことでしょう。

夫は私を助けたい

夫はつらそうにしている私の姿を見たくない。
客観的に見れているからこそ、解決策と思われる行動を勝手に取っていました。
疲れで起き上がれない私の代わりに、赤ちゃんが泣くとそっと夜中にミルクをあげてくれていた時もありました。(←迷惑と思っていた)

それくらい、授乳をしている私の姿が必死すぎてつらそうで、
なんとかしてあげたかったんだと思います。

一方私は手負いの熊。

勝手なことしないでくれる?
そんな時間にミルクを飲ませたら
わたしのおっぱいがまた破裂しちゃうじゃない。
なんてことしてくれたの?

と何をしてもらっても噛みつく
そうイライラするなよ。
そう言われると余計に腹が立って
もう赤ちゃんと2人の世界に逃げ出したい

と思ったりもしたのです。
感謝どころか、何かしてもらっても、迷惑、と思っていたのでした。

授乳に関する私の考え

最初はおっぱいをあげてみたいんだ、っていうただの女性としての興味から、
いつのまにか、母乳で育てたいというこだわりに変わっていました。

さらに、哺乳瓶洗浄のめんどくささ(一番はこれかも)や、外出にミルクやお湯など持参しなきゃいけないなど考えると、母乳が圧倒的に私にとって楽であり、せっかく出るのであればと母乳を軌道に乗せたかったのです。

でもこれをうまく言葉にすることができなかった私。
そしてそのために何をしようとしているのか、を説明出来なかった。

ちゃんと私の気持ちを逐一、見栄を張らず、恥ずかしがらず話せばよかったなと今は思っています。
ある程度自立した女性にありがちだと思うのですが、自分でなんでも解決してこれたから、ヘルプを求める事が苦手。
できるママだと、できる妻だと思われたい。

でもこれは、夫に対しては迷惑でしかなかったのだろうと今は思うのです。

家事でのすれ違い

これも同じことが言えます。
なんで私ばかり、と今でも思う事は多い。

当時、家事を夫に頼んで、やらないで寝てしまった
なんて事が続いたので、私はいつもかなりイライラしていました。

今でも基本的には夫は手伝うスタンス。

でも何かが確実に変わったと思っているのは、夫は自分のために家事をしているのではない、私が楽になるようにしてくれてるのだ、と気づいたことです。

家事がまわってなくても、夫にとっては自分事ではないのです。
実際に家にいて、子供をみるのに家事が進んでないと困るのは私だからです。

これはこれでもう我が家の形なのですが、
夫の帰りがとても遅いので

  • やりおわってない家事で夫にも出来そうで、終わってなくても次の日何とかなる家事を寝る前に夫にメールする

  • 私は子供達と寝る

  • 夫が帰ってから余力があればやってもらう

  • やってくれたことは私のためだけにやってくれたと思うと心から感謝できる

もっと早くから出来ることを増やしてお願いして行けばもっと今楽だったかも、とも思うけど、今でも夫も私も成長中、これからも工夫とコミュニケーションでいい形を築いていきたいと思うのです。

考えを伝える、聞く

コミュニケーションの当たり前ですが
どうしても感情を挟むと夫婦の会話が喧嘩になってしまいがちでした。

産後のメンタルで、落ち着いてコミュニケーションをとる。
というのが本当に難しかった。
そもそも疲れてて、話し合う時間があるなら寝たかった。
本当はどう考えているのかなんて、もはや自分でもわからない。
それくらい毎日家事や赤ちゃんのお世話で必死だったのです。

本当に伝えたかった事

だからこそ産前に伝えたかった。

私はどうやら母になる。
やったこともない、何もわからない世界に行く。
私も無知で、何ができて、何ができないのかわからないの。
きっとあなたが知らない私になっちゃうかもしれないけれど
素直に助けてって言えない私だから
無理しちゃう私だから

この時期だけでいい、お願いだから
ちゃんとコミュニケーションがとれなくて申し訳ないんだけど
「わたしに言われたことだけ、やってくれないかしら?」

超勝手。
こんなこと言われたら世の中のお父さんたち
ぞっとしちゃうかもしれませんね…。

でも私はこれが言いたかった。
そうしてくれれば私はニコニコ赤ちゃんとあなたの帰りを待っていられるんだよ。
そうしてくれれば心から、ありがとうって言えるし、
あなたの大好きなごはんの準備も楽しくできるんだよ。

授乳についてだけでなく
私の場合これに尽きるなって今は思うのです。

家事分担をあらかじめ決める
とか
赤ちゃんのお世話の分担を決める

とか、できるご家庭はきっとそのほうが楽なんだと思います。

でも家事ってさ、正直、その日によって体調も違うし、おでかけの予定も入ってきたりすると、できることも変わってくるんですよね。家事やそのほか名もなき仕事を書き出して、見える化して、公平に、平等に、無理なく、などシステマチックには私にはできなかった。

だからこそ言いたい

できる家事を教えて?
優先的にそれを残しておくから!
私が寝ちゃってたらやっておいて(必ず)欲しいの!

そしたら最高に私は幸せでありがたい!!!

本日もお読み頂きありがとうございました。

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