孫子の兵法は80対20の法則。つまり、コスパ最強を狙うこと
孫子のエッセンスは、現代的に言うと、 80対20の法則を使って、最小のコストで最大のリターンを得ること。これが最終ゴールで、最終目標。
孫子の時代で言うと、安い手段で、敵を屈服させ、土地や城やお金を手に入れる。
つまり、自分にとって、一番合理的な手段を選ぶこと。
いろんな契約をする時、買い物をするとき、就職先決めるとき、商売するとき、全てに応用できる。
最終目標を達成するための流れは、情報戦に勝って、騙されないようにして、チャンスが来たら、速攻で行動して、最大のリターンを得る。以上。
ステップ1は情報収集。
本を読むこと。メルマガ、YouTube。漫画、絵本、図鑑など利用可能な情報媒体は全て使う。良い情報を得ることにケチケチしてはいけない。
情報は他人からもたらせる情報ではなく、自分から取りに行くのが鉄則。情報を得るときに、楽しようとしてはいけない。
楽に手に入る情報は他人にとって都合の良い情報であり、あなたにとって不利な情報であることが多い。
まあ要するに広告です。広告を全部鵜呑みにしていては、いずれ大きく失敗するのは間違いない。
めんどくさくても、苦労しても、良い情報を得るように努める。そういう苦労して得た情報が信頼できる利用価値のある情報になる。
ステップ2は
こちらが情報を豊富に持っていて、騙されない状態にすること。
これが現代的な不敗の態勢をとるということ。将棋で穴熊囲いをして負けない態勢を作って、相手のミスを待つようなイメージ。
身近な例で言えば、事前にいろいろ調べた上で買い物をしに行くということ。
決して、情報弱者になってはいけない。自分に不利な契約をしてはいけない。
営業マンや接客スタッフの言うことを決して鵜呑みにしてはいけない。受動的に話を聞かされてはいけない。基本的に、相手は相手の都合の良い情報を伝えてくる。
もし、営業マンや接客スタッフと話したりする必要のあるときは、こちらが質問して、営業マンに答えさせる状態にするのが良い。
ステップ3は
最小の労力で、最大の利益を手に入れるチャンスを待つこと、チャンスが来たらチャンスを掴むこと。
自分が欲しいものは明確にこれだと決める。
そして、手に入るタイミングをずっと待つ。手に入れる準備をしておく。最初から最後までの行動のフローチャートを紙に書き出すのが良い。
だいたい本当に良いものは早い者勝ちになる。
チャンスがきたら、即行動する。他人より早くしないと取られてしまう。1番目に手に入るような動きをイメージするのが大切だと思う。
以下、孫子
🟣最小の労力で、最大の利益を手に入れる
「戦わずして相手を屈服させることが最上である。城を手に入れる。経済、外交、謀略全てを使う。軍を無傷のまま保つのが上策。
これに次ぐのは、外交手段で屈服させる。敵を孤立させる。味方を増やして、脅して屈服させる。
最低なのは敵の城を攻めること。準備に三ヶ月はかかる。」
🟣兵勢篇
「総じて戦いは正攻法で戦うもの。そして、戦況の変化に応じた奇策によって勝利を掴む。
負けない態勢を作って、ミスするのを待つ。」
「不敗の態勢をとれるかどうかは、味方にかかっているが、敵にミスで勝利のチャンスがもたらせるかどうかは敵の出方による。無理に勝とうとしないで、負けない態勢を作る。」
🟣用間篇
スパイへの恩賞をケチってはいけない。偽の情報を渡されたり、敵の状況がわからず、失敗するのは愚の極み。