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50才で家を買う【自己紹介②】

私が断熱の仕事をする上で
竹内昌義さんとの出会いから、大きな影響がありました。

建築家竹内昌義の断熱教室
竹内さんの人なりがよくわかるので、聞いて頂きたいです。

竹内さんの事はオガールタウンの監修をした方だと言う事で、存じ上げておりました。
直接お会いして、竹内さんに私と言う存在を認識していただいたのは
2018年にオガールで行われた
オガールタウンの説明の講習会でした。
そこで、オガールタウンが何を意図して作られたかを直接竹内さんから事細かに説明して頂き、街を作る戦略の様なものを私なりに感じました。

竹内さんと初めてお会いしたい時の写真

まだこの当時は、仕事として高気密高断熱の家を作っていて、仕事内容がこの先の商売として成り立つのか、仕事としての内容が間違っていないのかを確認していた程度でした。

その後、竹内さんが教鞭をとられている東北芸術工科大学のオープンスクールに行く機会があり、その時の竹内さんのお話の中で、最初に竹内さんが
「住宅の性能を上げる事で原発が無くせる事が出来ると思う人」
と言う質問を投げかけてきました。
話を聞く人の中で、手を上げた人は数人。私も手を上げませんでした。
正直、この時は
住宅の性能を上げることと、原発が無くせる事が私の中では繋がっていませんでした。
投げかけられた質問に対して思った事は「え?そんなのできないよ。」でした。

この後、何度もこの質問を竹内さんから投げかけられる機会がありましたが、4回目でやっと手を上げることができました。

その4回目の質問までの間に
高性能住宅で、原発をなくす事が出来ると思える様になったのは
都市経営プロフェッショナルスクールのエコタウン課程を受講した事で、多くのことを学べたからです。

竹内さんが講師を務め、エコタウンとは何か、世界の都市計画、学校断熱、断熱の改修ワークショップの事を学びました。

受講料も離婚したばかりの私には
決して簡単に支払える金額ではありませんでしたが
清水の舞台から飛び降りる思いで支払いました。
講義も仕事をして、育児も家事もワンオペ、その中でeラーニングを受け、レポート書いて、課題図書読んで、レポート書いて、レポート出したら、他の人のレポート読んで感想書いて、、、その繰り返し。
40才過ぎて、こんなに勉強する事あるのかってくらい、短期間で学びました。 
そして、カリキュラムの内容が厳選されていて、私にとっては実践に役立つことばかり。公共の立場との連携取り方や、海外のエコタウンやエネルギー政策の先進事例など、普通に仕事していたら得られる事はない、濃密な知識を学ぶ事が出来ました。

受講が終わり、最後のレポートに
高性能住宅で原発を無くしたいと書いきました。

講義を受けて、私の中で確信が持てました。

ただ、問題だったのは
その知識を咀嚼して、自分の知識として活用するのに4年かかってしまった事です。
どんなに良い学びのカリキュラムを受けたとしても、受けた人間の器が足りなかった。
直ぐに実践出来る力が私にはなかったんです。
それは、経済的な事、時間的な事、実力的な事、色々な要素が足りなかった。

でもやっと、学んだ知識を私なりに咀嚼して、これなら私に出来る!ってところまで来れたので、それを今回の家の購入で実践してみたいと思います。

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