【注目度急上昇中!!】身近で大活躍する統計学
1.統計学とは?
統計学の歴史は深く、今から約5000年以上前の古代バビロニアでは、資産の把握のため、人口調査や土地の調査が行われたという記録があります。
同時期、エジプトではピラミッド建設時に人口調査を行うために、統計学の概念が使われていました。
日本においても、645年の大化の改新の頃に、体系的な人口調査が行われたとされています。
私たちの周りには無数のデータが存在します。データとは「何らかの目的のために取得されたまとまった数値や符号の集合体」です。
ただ、このデータを集めて、漠然と眺めているだけでは、何の意味をなしません。
そこで、この、何らかのルールのもと集められたデータから、平均値を出したり、傾向を探ったり、一番大きい数字や小さい数字を見つけたりと、分析を行なって、色のない数字の羅列であったデータを意味のあるものに変えるのが統計学の役割となります。
2.身近な統計学の活用例
2-1 プロ野球
統計学はスポーツにおいても、よく活用されており、特に野球はデータのスポーツとも言われています。野手でいえば、打席数、安打数、失策数などから、打率、守備率などのデータを算出します。
投手からは、投げる球種の割合を出して傾向を探ったり、自責点や投球回数から防御率を算出し、投手の良し悪しを判断します。このようにデータを蓄積し、分析しながら、各チームは戦略を立てゲームに挑んでいます。
このようなプロ野球の様々なデータがまとめらたサイトも存在します。
野球好きの人達はもしかしたら、データを見るのが好きな人が多いのかもしれませんね!
2-2 天気予報
例えば、予報区内で1mm以上の雨の降る確率を表す降水確率は過去の膨大なデータから算出されているものです。
降水確率の算出方法
予報区域内を細かいブロックに分ける。
そのブロック内の天気に関する項目、温度・湿度・気圧・風力などを測定。
過去のデータから現状と似たパターンを抽出。
「そのパターンの時に、100回中何回雨が降るのか」を計算する。
このように現在の雲の動きではなく、過去の膨大なデータから降水確率は算出されています。
ちなみに、降水確率は、一の位の数字を四捨五入して、10%単位で算出されるので、降水確率0%とは実際には、0〜5%を表しています。
なので、降水確率0%は雨が降る確率が0%!という訳ではないんです!
2-3 競馬
ギャンブルは統計学がよく用いられている娯楽とされています。その中でも特に競馬に関しましては、統計データが深く関わっています。
例えば、各競走馬のオッズは、レースに勝った時の馬券購入者に支払われる金額を、馬券が購入された枚数で割ることで算出されます。
そのためオッズが低い馬ほど、人気が高くレースで勝利しやすい馬と言えます。
また、競馬上級者の方達は、競走馬ごとの各レース場での勝率を算出して、馬券購入の戦略を立てたりもします
2-4 選挙の当確報道
選挙日当日、開票率1%なのにも関わらず、報道番組で、”〇〇氏当確!!”などとテレビで報道されてることをよく目にします。
実はこういった開票結果にも統計学が活用されています。
統計の計算式を当てはめて、計算することで、開票率たった1%のデータから、ほぼ正確に最終的な選挙結果を予測することができます。
全体のデータ(この場合、全ての投票用紙)から、偏りなく、無作為に集めらた一部のデータを抽出して、分析することで、全体のデータの中身を予測するといった仕組みとなってます。
よくこの統計手法は『お味噌汁の味見』で例えられます。鍋で作ったお味噌汁の味を把握するために、鍋ごと全部飲み干しませんよね。
スプーンでひとすくいした分を飲めば、鍋に入ったお味噌汁全体の味が大体わかると思います。
※ただし、しっかりと混ぜられていることが条件となります。
数学者である秋山仁さんが残した有名な言葉がこちらです。
統計の概念を非常に分かりやすく説明した文書となっていますね!
2-5 SNS広告
近年のSNSの爆発的な普及により、SNS広告市場は年々拡大しており、国内のインターネット広告媒体の総学費は2021年には2兆円を超えました。
ネット広告は今後もさらに加速的に伸びていく見通しです。
SNS・Web広告では、膨大なデータを蓄積することが可能です。こう言ったデータを分析しながら、必要なユーザに広告を表示させ、最適に運用をしてきいます。
このように、SNS・Web広告においても、統計が活用されています。
弊社IT事業部でも、このように、求人・集客などのSNS・Web広告を制作、配信をし、データを蓄積・分析しながら、最適な広告運用をして、企業のサポートをしております。
弊社IT事業部では、SNS・Web広告と自社開発した様々なシステムを組み合わせることで、広告のパフォーマンス向上に力を入れています。
3. まとめ
統計学は遠い昔から、社会で活用されていて、現代においても様々な分野で大活躍しています。
昨今のビッグデータを活用したAIの台頭から、今後、ますます、統計学の重要性が拡大していくことは間違い無いでしょう。
このようなデジタル化が進む世界において、統計を味方につけて、戦略を立てていく能力が今後さらに求められるかもしれませんね。
【お問い合わせ先】
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