久しぶりの故郷
第二の故郷(以下、故郷)と思っている
港町へ1泊2日で帰った時のこと。
町の人との思い出を綴る。
過去の写真とともに。
仕事で近くまで行く予定があったから
弾丸故郷滞在を計画。愛しいみんなに会いたくて。
仕事は、故郷の一つ上の大きな市で
県内の首長さんやったり、
県内の事業者さんがいろいろ会議する
ような感じ。前職で関わりのできたもの。
いざ、会場にいくと
前職の時に大変お世話になった
メンツがたくさんいた。
人事異動で帰ってきてたみたい。
「宮﨑さん久しぶりーーめっちゃ元気そうやなー!!!また、帰ってきて一緒に仕事しよーー!もう、部長にも紹介したけんな!!」と声をかけてくれたり、
「たまには、こっちに顔出しよ。あなたとやった仕事、今もうまくいってるよ。」
と嬉しい話も聞けた。
本当に恵まれた環境やったなと
自分のこれまでの仕事(前職)を肯定できた瞬間だった。
仕事を終えて、故郷へ帰る
懐かしい道だなと
なんとも言えない気持ちになる。
第一遭遇者は商店街で自転車に乗ってた、
私の車に気づいて
驚いた顔で手を振ってくれた。
あーーーー。帰ってきたなと実感した。
滞在先は、私がこの港町(故郷)に住んでいたころ、毎週一緒に食事を共にしていたおばちゃんの
経営する宿。
おかえり。と迎え入れてくれた。
客として訪れるのは初めてだった。
車を止めて荷解きをしている最中も
「車あるやん!帰ってる?」
と何人か連絡をくれた。
宿の横に駐車された私の車をみて
私が帰ったことにみんな、気づいたみたい。
特徴的な車に乗ってて良かったと思った。
おばちゃんは
いつも通り、私の好きなナスの煮浸し、
南蛮漬けとたくさんのおかずをつくって
振舞ってくれた。
話すことはもっぱら時事問題。
久しぶりの感じでとても楽しかった。
「かほちゃん彼氏はできた?」
「あんたにしては、珍しい人好きになったんやな。でも上手くいきそうやな。」
と私の過去を知るおばちゃんならではの
言葉をもらって嬉しくて
その夜彼氏にすぐ連絡した。
起きたら朝ごはんたっぷり食べさせてくれて
モロヘイヤにカボチャに、ピーマンにししとう
あと、手作りのパンを持たせてくれた。
宿を出たあと、絵に描いて引越し先まで持っていくぐらい好きな海をみて、
その横のがけのような道を走り
いつもよくしてくれる
船大工のおっちゃんに会いに行った。
肩を骨折していて、熱中症になりかけたと近況を話ししてくれた。「彼氏はできたんか?」と聞いてくれ、「どこの人な?あーーーー。ほうか、よかったな。」と何か期待して、一通り聞いた後、
(以前、町内ネットワークによると、私ととある青年が熱愛!!という報道がでており。その人か!と言うような、雰囲気で質問してくれたけど、、違うのごめんね🙄!!笑、田舎のネットワークってすごいよね。井戸端会議で有る事無い事で町中盛り上がるのよ。そこも嫌いじゃない。)
私の彼氏がおっちゃんが期待してた人とは違うことを確認して、「また、祭り連れてこいよ、おかんも連れてくるん忘れんな」と暑さも吹き飛ぶ笑顔で話してくれ、最後にはうつぼを持たせてくれた。(これは、私宛ちゃう。母宛よ?笑)
船大工のおっちゃんは、私の母もすごく
よくしてくる。家族ぐるみでお世話になっている。ここを離れた今でも。
がけのような道を車で走って帰っていると
対向車、サングラスのにいちゃんが手を振ってくれた。たつにい(仮称)やなと思った。
みんな車で、私を認識している。笑
その後は、以前住んでいたご近所さんに挨拶に。
それぞれみんな、体を壊していたそうだ。
そりゃもう、かなりの高齢だから、全然おかしくない話だけど、たった5ヶ月会わないうちに
「心臓も目も手術して、お前の顔が見えんわ。」と言われた時は、ちょっと悲しく、この町の高齢化率を数値以外で感じた瞬間だった。
でも、お土産渡したら、嬉しそうに受け取ってくれた。
もう1人は、体調を崩した時、「あんたの顔が浮かんだよ」と話してくれた(以前から孫に似てると言われてた。顔がね。)。
みんな、元気に長生きしてほしいし、何度でも会いに帰ってこようと思った。
お家借りてたオーナーには、茶菓子を買ってて、一緒にコーヒーでもしようかと思ったら不在だった。電話したら
「ボンジュール今フランスよ!って」
じゃあ、息子さんにお土産託そうと思って電話したら、「今、外出てるから受け取れへんごめんーー!」やって。
タイミング悪くてごめんなさい。
電話切ろうと思ったら
「ほんで、転職先どう?あーーー。ええやんええやん東京と、比べたら通勤時間めっちゃ短いな。ちょっと都会引っ越したけんどうかと思ってたけど、それなら良かったな〜。。茶菓子受け取りたいけど、そんなん今から家帰る俺を待って、俺とお茶しても、あんま意味ないよな、両親もんてくるまた9月以降でおいでよ。今日は茶菓子持って帰り。」
ってめっちゃ ケンちゃん(仮称)節炸裂やった。
その後は、私の絵を店に飾ってくれるって言ってた五十嵐さん(仮称)を訪ねたけど
実家に帰ってたみたい。
電話したら
「夕方には帰るからー!絵頂戴」
言われたけど、時間合わないよ。
って伝えると
「どうせまた、すぐ帰ってくるだろう、そん時は俺の店予約して。その時絵ちょーだいよ。彼氏連れてくるなら、みんなには内緒でな。うるさいけんな。」って。
愛を感じた。
最後は、もう実家と思ってる
ラーメン屋に。
店内に入った途端、店長が
「まってたーーーー!おかえりーー!!」
と強く抱きしめてくれて
私の、“いつものやつ”を作ってくれた。
店長の笑顔は、みんなを笑顔にする
魅力があるの。
「彼氏できたん?早!え?笑、出会いありまくりやん!!笑」
って笑ってた。私のことを、家族のように
心配し、いつでも愛情を注いでくれる人。
私も、離れてても、何があっても絶対味方。
その後、
妹のように大事にしてるみゅう(仮称)がラーメン屋にきてくれた。
みゅうが
こないだ、韓国料理いったら
店のおばちゃんに、「あんた、帰ってきとったんで!?え?」って言われました。かほちゃんと私(みゅう)のこと間違ってるんですよ!笑
と話してくれた。
若い人が少ないと、若いってだけで
地域の人は覚えてるから、
顔ちゃんとみてないんかも😂
韓国料理屋にも挨拶行きたかった、、!、!
うーーーーーん時間😭、、。
次は行く!絶対!
あとは、
駅前のカフェの方が、
「かほちゃん長らくみてない、車もみてない」ってゆーてましたよ。って教えてくれた。
あーー。本当にごめんなさい。
ちゃんと挨拶できてなかったね。。
次はお土産持って帰るね。
みゅうとの話は毎度お腹痛くなるぐらい笑って、仕事の話も真面目にできて、時間足りなくてしんどかった。早めに会いたいな。また。
あとは、飲食店をしている
夫婦も、みゅうが呼んでくれたからきてくれた。「かほちゃん帰ってきとるけん、ラーメンいこ」
「おかえり」ってさんちゃん(仮称)ときむ兄(仮称)相変わらずみんな暖かい。
「えーーかほちゃんこっち帰ってきなよ〜。」
「また、みんなでかほちゃんとこ遊びに行くわなって。」
当たり前のように声かけてくれるのが嬉しい。
ようけ笑って、懐かしんで
お腹いっぱいになって。
最後は「行ってきまーす!」とラーメン屋を出たのだった。
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