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【顧客は突然いなくなる】~親の話③~

父は口下手です。
何も話をしないことが多いのですが、角打ちで外人と仲良くなる。
英語で話しているのかわからないけど、想像ですが、英語と日本語で話をしているような気がしてます。そのあと、角打ちをはしごする。私たち兄弟はついていく。
未だにお父さんの友人関係がわからない。
でも、おかげで私も外国に興味がわいたのを覚えています。
母は、前回パンツの話をしましたが、すべてそうです。本当に貧乏でした。
よく、散歩に母と弟と行きました。
ちかくにヨモギとかいろいろ草があるところに行き、草を刈ってきて夜ご飯に出たことがありました。私たちからしてみれば、昔は普通だと思っていました。でも、死ぬ前に母が「ひろよ、俺は米だけは絶対に食べさせると思っていたのよ」って言いました。
たしかにお米だけは満足して食べていました。
中学時の弁当に、ご飯と目玉焼き1個という時もあり、恥ずかしい思いをしたものです。
よく、周りからお前の弁当は、納豆だけとか、目玉焼きだけとか、梅干しだけとかすごいなって言われてました。でも、お米だけはいつも変わらなかった。

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