《賜炎の咎姫》採用竜剣士ルート構想④(P前エクシードを使用する展開例)
ガイア・ブースターでイグニスターPを出すな委員会から来ました。
こんにちは。そしてお久しぶりです。
明日、1月10日からMDで新セレクションパック【インドミタブル・プライド】が発売されますね。十中八九ないとは思いますが、何かの間違いで《奇跡の魔導剣士》も実装されてくれれば嬉しい限りです。
さて。竜剣士におけるエクシードというカードは使い所の多すぎるカードです。切るタイミングでコンボやルート取りが大きく変わってきます。そのため過去の記事ではこれを利用した展開については言及を避けています。
が、最近、P前エクシードを利用することで序盤の展開をある程度固定化できることに(今更)気づきました。
これなら竜剣士最大の初心者バイバイ要素である「覚えることの多さ」を幾らか解消できます。そこで、あわよくばエクシードがMDにも収録されるかもしれない記念としてP前エクシード展開を紹介しておこうと思います。
01/10:流石に実装されなかった。付録③を追記。
サンプルレシピ(OCG準拠)
サンプルレシピを見てもわかると思いますが、このルートには弱点があります。最たるものがマジェスターPの採用を必要とするということです。
竜剣士はEXをバカ食いするデッキです。出せる妨害もEX2枠で成立するようなものばかりです。実際これまでの記事でもマジェスターPの採用は見送り続け、マジェスターPを使用しないで良い点をメリットの一つとして挙げてきました。展開用EXが一枚増えるのはそれだけの重みがあります。
マジェスティPからの虹彩サーチが必須となるのも痛みどころでしょう。ドラPが入用になるマジェスペクター+マジェスペクター展開などでは従来どおりビヨンドからのオッレボサーチを選ぶことになります。よって、マジェスターPとビヨンドを入れ替える択は難しく、ドラP使用ルートを選ぶとマジェスターPが無駄になりやすくなってしまいます。逆もまたしかり。
加えて、P前に竜剣士を余分に使うせいでデッキ内竜剣士の枯渇が加速します。構築の際にはマスターPを採用するなどして竜剣士を水増しするのを強く勧めます。ジーランティス展開に移るとオッレボを使い切るよりも先にデッキの中の竜剣士を使い切る可能性が高く、竜剣士を素引きした場合にも展開が途切れかねません。
基本展開例
事前に言っておきます。今回は雑です。
当たり前ですが、ルートを固定できたということは初手の違いで生まれる誤差は些細なものです。というかそうあるべきです。
ルートの固定、すなわち一本道への変換とはランダム性を潰し、貫通力とわからん殺しを投げ捨て、代わりに脳への負担と消費カロリーを大幅に低減し腱鞘炎リスクを緩和する、労力節約を目的とした行為に他なりません。
なのにほぼ同じルートを全部網羅するのって本末転倒してませんか?
してますよね?
そう思いますよね?
なのでざっくり簡素に皆様のプレイ力にお任せします。言い訳終わり。
①P前ビヨンド
該当する初手
ラクーンまたはクロウ+ラクーン
ラクーンまたはクロウ+クロウ
ラクーンまたはクロウ+竜剣士
P前エクシードできないルートです。
詳細は過去の記事を参考にして流れに身を任せてください。いつの間にか3ウーサトラゲジーランリトナイサベージの盤面が出来上がっています。
「ラクーン+マジェスティP」の場合はラクーンからクロウをサーチすればウィンドかマジェスペクター魔法一枚を手札にキープ可能です。
②P前エクシード・P前イグニスP
該当する初手
イグニスP+マジェスティP[ns残し可能]
イグニスP+ラクーンまたはクロウ
イグニスP+ラスターP
ラスターPかイグニスPの効果が止まると死ぬルートです。
ジーランティスを切らざるを得ませんしサベージも出せません。
マジェスペクター始動を選べるならドラPを割ってサベージトラゲの万能無効2本立てを目指す方が有用な気配も若干感じています。
竜剣士ではジーランティス前の盤面よりもジーランティス後の盤面で素材を追加したいので、ダイナマイトPが残る「イグニスP+ラスターP」ではエクシードからマジェスティPを回収し、サーチしたダイナマイトPを手札にキープしておきましょう。するとダイナマイトPのリリース時効果で回収した竜剣士を任意のタイミングで追加できます。
始動例:ラクーン+イグニスP
ラクーンnsefマジェスティ①をサーチ
マジェスティ①イグニス①発動
マジェスティ①efイグニス①破壊,ダイナマイト①をサーチ
イグニス①efラスターをss
ダイナマイト①発動
ダイナマイト①efマジェスティ①をss
マジェスティ①ef虹彩をサーチ
ラクーン+マジェスティ①素材エレクトラムLsefアストロEX
エレクトラムefダイナマイト①破壊,EXアストロを回収
エレクトラムefドロー1/アストロef自己ss,ダイナマイト②をサーチ
エレクトラム+アストロ素材エクシードLsefEXアストロを回収
アストロ.ダイナマイト②発動
ラスター.マジェスティ①.ダイナマイト①Ps
ラスター+マジェスティ①素材イグニスターPSs
イグニスターefマジェスティ②をss
ダイナマイト①+マジェスティ②素材マジェスターPXsefPサーチ予約
マジェスターPefEXラスターをss/エクシードefGYダイナマイト①をss
イグニスターP+マジェスターP+ラスター素材咎姫Ls
咎姫efGYエレクトラムをss
エレクトラムefアストロ破壊,EXアストロを回収[ニビルケア完成]
咎姫+エレクトラム素材アンブロエールLs
虹彩発動
虹彩efアンブロエール破壊,オッレボ①をサーチ
アンブロエールefGYエレクトラムをss
オッレボ①発動
オッレボ①efGYイグニスターPをss
アストロef自己ss,オッレボ②をサーチ
イグニスターPefダイナマイト③をss
アストロ+ダイナマイト③素材ダイナスターPFs
ダイナマイト③efEX任意竜剣士を回収
エレクトラムefダイナマイト②破壊,EXアストロを回収[ダイナマイトPのP効果が残っているなら先に虹彩を破壊]
エクシード+ダイナマイト②素材ジーランティスLs
ジーランティスef生物除外&帰還
エレクトラムef虹彩破壊,EXオッレボ①を回収
イグニスターPefイグニス②をss
エレクトラム+イグニスターP+イグニス②素材アポロウーサ[ATK2400]Ls
オッレボ①発動
オッレボ①efGYイグニスターPをss
アストロef自己ss,オッレボ③をサーチ
ダイナスターPefGYマジェスティ②をss[ダイナマイトPや召喚権で盤面に竜剣士を追加できない場合の選択肢。オッレボからダイナスターPを蘇生して手札でダブついた任意竜剣士を盤面に追加する。]
ダイナスターP+アストロ+マジェスティ②素材トライゲートLs
オッレボ②発動
オッレボ②efGYダイナスターPをss
ダイナスターPef手札任意竜剣士をss
ダイナスターP+任意竜剣士素材リトルナイトLs
オッレボ③発動
オッレボ③efGYダイナスターPをss
イグニスターP+ダイナスターP素材タイタニックギャラクシーXs
ターンエンド:ファンタズマをサーチ
最終盤面
前:アポロウーサ[ATK2400],ジーランティス,トライゲート,リトルナイト,タイタニックギャラクシー
後:
墓:エレクトラム,咎姫,アンブロエール,イグニスターP
手:初手2枚+1枚+ファンタズマ
使用EX:12枚
デッキ内竜剣士:イグニス✕1 マジェスティ✕1
備考1:相手ターン咎姫を優先するのであればリトルナイトの代わりにアーリィを出すこと。(EXへの負担は悪化)
備考2:召喚権を残せる「イグニスP+マジェスティP」では手札のイグニスPを最後に召喚して咎姫用の炎属性を確保できる。
③P前エクシード・P後イグニスP
該当する初手
マジェスティP+ダイナマイトP
マジェスティP+ラスターP
ラクーンまたはクロウ+ダイナマイトP
ラクーンまたはクロウ+ラスターP
ジーランティスを使わずとも十分に展開可能なルートです。
比較的早期にアポロウーサにアクセスできるのも魅力的ですが一番の魅力は、やはり、高打点万能無効のサベージを出せることです。
現状リンク値6でアポロウーサを出しているので改良の余地は感じます。
下記展開例でも触れていますがラスターの効果は積極的に使わないようにしましょう。返しのターンでのイグニスターP蘇生→マジェスティPを呼びドラPをサーチ→イグニスターPとドラPで二面掃除という動きを残せるに越したことはありません。無駄なサーチは控えるべきです。
始動例:ラクーン+ラスターP
ラクーンnsefマジェスティ①をサーチ
マジェスティ①.ラスター発動
マジェスティ①efダイナマイト①をサーチ,ラスター破壊[P前エクシードはデッキ内竜剣士を浪費するのでラスターは使わない。マジェスティが止められた場合の妥協として使う]
ダイナマイト①発動
ダイナマイト①efマジェスティ①をss
マジェスティ①ef虹彩をサーチ
ラクーン+マジェスティ①素材エレクトラムLsefアストロEX
エレクトラムefダイナマイト①破壊,EXアストロを回収
エレクトラムefドロー1/アストロef自己ss,ダイナマイト②をサーチ
エレクトラム+アストロ素材エクシードLsefEXアストロ回収
アストロ.ダイナマイト②発動
ラスター.マジェスティ①.ダイナマイト①Ps
ラスター+ダイナマイト①素材イグニスターPSs[エクシードにイグニスPを回収させる都合でダイナマイトPを1度EXに戻す]
イグニスターPefイグニス①をss
マジェスティ①+イグニス①素材マジェスターPXsefPサーチ予約
マジェスターPefEXダイナマイト①をss/エクシードefGYイグニス①をss
イグニスターP+マジェスターP+イグニス①素材咎姫Ls
咎姫efGYエレクトラムをss
エレクトラムefアストロ破壊,EXアストロを回収[ニビルケア完成]
咎姫+エレクトラム素材アンブロエールLs
虹彩発動
虹彩efアンブロエール破壊,オッレボ①をサーチ
アンブロエールefGYエレクトラムをss
オッレボ①発動
オッレボ①efGYイグニスターPをss
アストロef自己ss,オッレボ②をサーチ
イグニスターPefダイナマイト③をss
アストロ+ダイナマイト③素材ダイナスターPFs
ダイナマイト③efEXイグニス①を回収
イグニス①発動
エレクトラムefイグニス①破壊,EXアストロを回収
イグニス①efマジェスティ②をssチューナー化[アストロは保持]
エクシード+エレクトラム+イグニスターP素材アポロウーサ[ATK2400]Ls
マジェスティ②+ダイナマイト①素材サベージSsefGYエクシード装備
オッレボ②発動
オッレボ②efGYイグニスターPをss
アストロef自己ss,オッレボ③をサーチ
イグニスターPefイグニス②をss
アストロ+イグニスターP素材リトルナイトLs
ダイナスターPefGYマジェスティ①をss
イグニス②+マジェスティ①素材深淵に潜む者Xs
オッレボ③発動
オッレボ③efGYイグニスターPをss
ダイナスターP+イグニスターP素材タイタニックギャラクシーXs
ターンエンド:任意Pをサーチ[虹彩の除去を警戒するならファンタズマをサーチ]
最終盤面
前:アポロウーサ[ATK2400],サベージ[ATK4000],リトルナイト,タイタニックギャラクシー,深淵に潜む者
後:虹彩,ダイナマイトP
墓:エレクトラム,咎姫,アンブロエール,イグニスターP
手:初手2枚+1枚+任意P
使用EX:12枚
デッキ内竜剣士:イグニス✕1 マジェスティ✕1
付録①:ニビル受けについて
イグニスターPが墓地にいる状態でアストロ+虹彩orオッレボを手札に構えることができれば、ニビルが落ちても妨害を立てることができます。
一例をあげましょう。
相手プレイヤー:ニビルef表側リリース自己ss,トークンを相手フィールドにss〔ダイナマイトPを盤面に出せていれば先にリソースを回復できるのでダイナスターPを無駄撃ちせずに済みます〕
虹彩発動
虹彩efPゾーン破壊,オッレボ①をサーチ
オッレボ①発動
オッレボ①efGYイグニスターPをss
アストロef自己ss,オッレボ②をサーチ
イグニスターPefダイナマイトPをss
アストロ+ダイナマイトP素材ダイナスターPss
ダイナマイトPefEXマジェスティPを回収
ダイナスターPefGY竜剣士①をss
トークン+イグニスターP+ダイナスターP+竜剣士①素材アポロウーサ[ATK3200]Ls
オッレボ②発動
オッレボ②efGYイグニスターPをss
イグニスターPef竜剣士②をss
イグニスターP+竜剣士②素材リトルナイトLsef相手ニビル除外[ウーサを一度起動すれば殴り殺されてしまうので除去する]
ターンエンド:オッレボ③をサーチ
最終盤面
前:アポロウーサ[ATK3200],リトルナイト
後:上スケールの竜剣士
墓:虹彩
手:初手2枚+1枚+マジェスティP+オッレボ
上記のように最低限とは口が裂けてもいえない十分な妨害とリソース回復を図ることができます。
アストロ着地直後にニビルを食らうと巻き返しの制圧力が低下しますからジーランティスを使用しない場合はウーサを急ぎましょう。
P前及びP直後のニビルに関しては諦めてください。
このニビルへの対策はこれまでに紹介してきたP前イグニスターP展開を用いる他に術がありません。
付録②:咎姫でのイグニスターP蘇生について
研究中です。が、P前エクシードでは基本アド損じゃないかと思います。
イグニスターPを蘇生するルートは幾つかの弊害が眠っています。(顕著なのがイグニスP+ラスターPではエクシードLs時点でイグニスPを使い切る点。咎姫の制約で竜剣士を出せなくなり選択肢を削がれやすい。)
初手によっては開通しないこともありアドリブが効かず難儀しそうです。
また、P前ビヨンドルートとの差別化が図りにくい点も問題です。
現状のルートはアンブロエールの破壊によってエレクトラムを盤面に呼び戻す工程を取るのもあり、ジーランティスへのアクセスの際はエクシードが内蔵するリンク値3とアストロを消費します。
このとき、盤面状況は「ジーランティス+エレクトラム+イグニスターP+イグニスP+竜剣士1体(ダイナマイトP)」。
既視感を覚えませんか?
これ、P前ビヨンドでのジーランティス前盤面と同じなんですね。
無駄にEXを2枚使った割になんらメリットを享受できていないんです。
となるとアンブロエールをジーランティスに当てるしかないわけですが。
となるとイグニスターPでなくエレクトラムを蘇生することになります。
ん?
なら咎姫でイグニスターPを蘇生することに意味はないのでは?
……………………。
……………………。
~研究終了~
付録③:結局P前エクシードはP後エクシードに勝るのか?劣るのか?
どちらが強いということもなく一長一短だと考えています。
(以降、筆者の私見を羅列していますが読まなくていいです)
詳しく浚おうとすると皆様お馴染みジーランティスの積載量問題などなど解説が長くなるうえにめんどくさい竜剣士特有のあれこれが絡んでくるので詳細は省きます。省かせてください。
ひとまず、ざっくりとP後エクシードの強みと弱み。
例えばニビルを食らったとします。墓地にイグニスターPが眠っていればリンク2を経由するかキープしてたアストロを出すことでエクシードを召喚できます。エクシードを召喚できればオッレボ+アストロの構えをもう一度揃えることができます。ということはジーランティスをぶん回すまでもなく2ウーサ+タイギャラ+αでターンを渡すことができますよね。
このようにエクシードが残っている状態ではオッレボ+アストロの動きが2ループします。エクシード未消費であれば8素材が確約されるわけです。
また8素材はいつでも自由に繰り出せます。1ループ目で3素材確保後、手札にキープして5素材を浮かせるような使い方も当然できます。もちろんエレクトラム経由でもう1ループしてからオッレボ2枚(4素材)を抱えておくような択も取れます。
フリータイミングで8素材。しかも分割可能。何だってできます。
こうした展開の自由度がP後エクシードの強みです。
ですが8素材を稼ぐ動きはエクシードに依存するものではありません。
ループのためのアストロ回収役はエレクトラムでも担う事ができます。
そして、P後エクシードということは、ドラPで下スケールをサーチするなどしていない限り、Pゾーンにアストロを発動しており、エレクトラムは未召喚という盤面状況。
ビヨンドのマーカーは2。よってエレクトラムを出すならP召喚した2体を即座にエレクトラムに変換するか、イグニスターPSsからの咎姫を経由しPモンスター2体を並べ直す必要があります。
つまり、P召喚後からアストロ+オッレボという手札を作り終えるまでの無防備な期間は、誘発をアポロウーサで弾くことができません。
上ぶれたとしてもアポロウーサの先出しには追加で2枚以上のPを要求されます。到底現実的とは思えませんね。
ニビル受けはどうでしょうか。
虹彩サーチであればスケールのアストロを破壊してエクシードまで繋げばリンク値5は稼げますが、しかし、エクシードは召喚条件で効果モンスターを要求します。トークンを効果モンスターへと変換する手立てがなければ、エクシードにアクセスできずニビル受けとして上手く機能しづらいのです。
何度も言っているように竜剣士のEXの1枠は非常に重たいもの。対策を行うならマスカレーナなど召喚条件の緩いEXを最終盤面に採用することも考慮しなければならず、結果的に構築が歪んでしまいます。
ではP前エクシードに話を戻しましょう。
P前エクシードはビヨンドによるサーチを捨て、エクシードでのアストロまたはオッレボの回収1回分をふいにするルートです。
一方で、リンク値3でPモンスターの特殊召喚効果も備えるエクシードは多少の上ぶれからもアポロウーサを先出し可能。エレクトラムでのドローもP前に済ませているので、上ぶれの発生確率自体も高められます。
素直に展開するだけでP後を守りやすくなる、というわけです。
まとめてみます。
P後エクシードの強み
オッレボ+アストロの手札を作ればいつでも8素材稼げる。
8素材は3素材+3素材+2素材に分割可能。
P後エクシードの弱み
ループに必要なアストロの回収役はエレクトラムでも担える。
P直後はエレクトラムかイグニスターPへのアクセス必須。
手札が整うまでの展開を誘発から守れずアキレス腱となりやすい。
ニビル受けが無い期間のカバーに通常を変換できるEXが必要。
P前エクシードの強み
P前の上ぶれを発生させやすく、盤面に反映させやすい。
P後の動きが比較的太くなる。(Gツッパで強い)
P前エクシードの弱み
ビヨンドのサーチを使えず虹彩サーチが確定する。
アストロを回収する動きをオッレボに変換できない。
P直後のタイミングではニビル受けが劣悪。
(現状)マジェスターPの採用が必要。
※序盤の誘発に強いドラP展開とP後ニビルに強いP前イグニスターP虹彩展開の選択まで気にしてると際限がないので一旦無視します。
どちらにも利点があり、弱点や裏目があります。
状況と環境に応じてスイッチするのが一番じゃあないでしょうか。
そんな無難な結論となりました。
結び
お疲れ様でした。(筆者は普段より疲れませんでした)
研究をしてみたものの、竜剣士でP前エクシードを利用する場合は構築・ルート取りを制限されやすいですね。
覇王魔術師と違い、竜剣士はPゾーンの破壊そのものをアドバンテージに転換できません。P前エレクトラムでアストロのサーチを繋げる工程にEXデッキ内の竜剣士を3枚にする以上の意味を見出し難い気がしました。
あくまで虹彩型竜剣士のバリエーションとして捉えるべき、と個人的には考えています。とはいえ。骨子となる基本展開が簡易であるほど構築を弄りやすいですし覚えて損はないルートには仕上がったのではないでしょうか。
思考のベースを増やせたことは確かな収穫となった気がします。
課題はラスターPを発動する一部ルートでの問題が竜剣士一種を使い切りやすいことでしょうか。
エレクトラムでラスターPを破壊すると(なぜか)未だ制限カードであるラスターPの二枚目をサーチできず、従ってラスターPで破壊したカードの3枚目をアストロからサーチするはめになってしまいます。
これが非常に困るわけですね。
ラスターPが無制限のMDなら起こり得ない障害なだけに改善案を考えるモチベーションがいまいち湧いてこないのが最大の壁です。
ウィンドの登場以降はマジェスペクターら6枚とラスターPの二枚初動が機能していますので、ラスターPは積めるに越したことはないカードとして存在感を確かなものとしました。早く制限解除されるといいんですが……。
まあ。それはKONAMIのみぞ知る話ということで筆を置きましょう。
この記事があなたの助けとなれば幸いです。それでは。