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トランクルーム投資の落とし穴とは?失敗事例と回避方法

トランクルーム投資という言葉を聞いたことはありますか?
個人や企業が余剰物品を保管するために使用する小規模のトランクルームに投資することです。
最近は、街中でもよく見かけるようになりましたよね。

よくあるトランクルーム

トランクルーム投資は、このトランクルーム物件に投資をし、利用者からの売上金をもって利回りとする最近流行りの投資手法です。
このトランクルーム投資は、収益性が高く、かつメンテナンスの手間や、修繕コストもかからないため、少し前まで流行っていたマンション投資の次の投資先として、特に会社員を中心に徐々に広がりつつあります。

ここまで見ると、トランクルーム投資は一見簡単に見えますが、市場の理解不足や管理の甘さから失敗に陥るケースも少なくありません。
例えば、立地の問題や、投資期間の問題などが挙げられます。

この記事では、トランクルーム投資における一般的な落とし穴を具体例を交えて解説し、それらを回避するための実践的なアドバイスを提供します。

落とし穴①:投資した直後の利回りに失望した

トランクルーム投資は、トランクルームを貸し出して、その賃貸料が利回りとなるため、利用者が少なくては利回りも出ません。
したがって、事前に以下のことを念頭に入れておかないと「失敗した」と感じてしまうかもしれません。

それは、トランクルーム投資を行う場合、「利回り〇〇%!!」というような高い利回りにばかり期待してしまいがちですが、これらは10年平均利回りなどの場合が多く、投資してすぐにそこまでの利回りは出るということではありません。
そのため、実際の利回りに失望してしまい解約する方が多いようです。
親切なトランクルーム販売の営業の方は「長期目線で見てください!」とアドバイスしてくれますが、これは言い訳ではなく事業の構造上しかたのないことなのです。

なぜなら、当たり前ですがトランクルームの利用者自体を集客しないといけないためです。
トランクルームはスイッチングコストが高いため一度利用者が埋まると中々離れにくいですが、その利用者を集めるためには多少の時間がかかります。
そのため、最低でも数ヶ月〜1年くらいは気長に待てるようでなければ向いていないかもしれません。

落とし穴②:利回りの高い物件に投資できず失望した

トランクルームを利用する方は、家に荷物が置ききれなくなった方が利用するものです。
そのため、都心部をはじめとした部屋が狭いマンションが乱立する立地の方が利用者が多いと思われがちです。
しかし、実際には都心だからといって必ずしも利回りが高い訳ではないようです。
なぜなら、世帯の構造や、利用目的の多様化などの影響もあるからです。
例えば、家族で暮らしている世帯の方が部屋に荷物を置ききれなくなることが多くなりますが、そのようなファミリー世帯が必ずしも都市部に集結しているわけではありません。
逆に一人暮らしでも多趣味の方であればトランクルームを必要とすることが多いです。
多趣味の方が都心に集結するとは限りません。

都心部の方が部屋が狭い物件が多いものの、必ずしも利用者が多いという訳ではありません。

したがって、1案件に投資して失望するというよりも、複数の案件に投資してポートフォリオ化する。ということは必須だと思います。
そういった意味では、口数に応じて少額から投資できるものから初め、思い切ってまとめて投資してみると良いと思います。

落とし穴③:会社選びで失敗した

都心部のトランクルームに投資する際、トランクルーム投資を扱っている会社に委託することがほとんどです。
そのため、パートナーとも言えるその販売会社を間違えると、失敗する可能性が高まります。
個人的には、できれば、トランクルーム投資を専業で行っている会社を選ぶ方が心強いと思います。

特に、貸し出すトランクルームの設備や、利用者へのサービスに強くこだわっている会社の方が良いでしょう。
そういった意味では、仮に自分がトランクルームの利用者だったら、どの会社のトランクルームを利用したいかという目線で考えてみるのも良いと思います。

まとめ:入念に準備し、短期での結果を求めなければ必ず成功する

トランクルーム投資は利回りが高く、手間やコストもかからないことから、忙しいサラリーマンの投資先としては完璧だと思います。
一方で、目先の投資成績に惑わされ、長期的な目線での投資を諦めてしまうなどの落とし穴もあります。

トランクルーム投資を資産形成と捉え、長期目線で分散しながら根気よく投資し続けていくことを心がければ必ず成功する投資対象ですので、目先の成績に踊らされず、強い信念を持って、みなさんで成功を掴み取りましょう!

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