「その他」の自分
恋愛がしたいと考え始めて1年が経とうとしている。
自分が恋愛をしたいと考えた理由は、今まで彼女ができたことが無いのが自分の自身のなさに直結しており、常に他人と比較して暗い感情を持つ今の状況から脱却したいと考えたからだ。
彼女ができてある程度恋愛を知ることで、自分の心のわだかまりがすっきりして、自分の趣味に没頭したり、自分が将来したいことのためにようやく努力できたりするだろうなと。
そう考えて1年がたったけど、まったく彼女はできず、努力は実らなかった。
すごく鬱になった。
なんだけど、最近になって恋愛をしようとすることがかなりめんどくさくなってきた。努力して実るような物事ではないので、見返りが全くないのがつらいし、なにより、オタクしたりラジオ聴いたり、野球したりテレビ見たりした方がすんごい楽しい。
あと、自分の時間と体力、お金を使って彼女に奉仕するのがめんどくさい。本当に好きになった人ならそのぐらいするのだろうけど、今のところ全然出会っていないし。
他人と連絡したり、過ごす時間をとったりしないで、可愛い、人として面白いなあと感じることができるからこそ、自分はアイドルが好きなんだろうなとふと感じた。
自分が生来負け組であることには変わりないんだけど、勝ち組と自分を比較しないで、負け組は負け組らしく生活するのが人生楽しくなるコツなのかもしれない。
生物学的観点から、よいパートナーを選ぶことができる順位、カーストみたいなのがあって、それぞれの順位に名前がついているらしい。
勝ち組にはアルファ、ベータの輩がいるけど、負け組の俺は名前のない「その他」なのだ。
「その他」の俺は恋愛なんてしない方が良いのだから、これからも自分の楽しいことを思いっきりやっていきたい。
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