【GW/フェス】必見!フードフェスが熱い!?その実態に迫る!!
・はじめに
近年注目度の高い「フードフェス」。今年のゴールデンウィークには大阪でも開催されました。フードフェスの魅力はどこに隠れているのか。今回はフードフェスの現状とフードフェスの発展について調査しました。
今年、お台場で開催された「肉フェス 2023」。イベントが始まったのは10年前ですが、今年は何と累計来場者数750万人を突破しました。
出典:Yahoo!ニュース、史上最多の肉料理に毎日ステージも!今年で10周年のお台場「肉フェス 2023」開催、閲覧日:2023年7月11日
株式会社リクルートが発表した「食フェス」への参加実態と今後の参加意向の調査(2019)によると、参加経験者は図1で示す通り、21.5%でした。また同社の2016年の調査では15.6%であり、上昇傾向が見られます。
また、年代別に見ると図2で示す通り、若年層の参加経験が多く、特に関西で23.4%を記録しています。
今後の参加意向に関しては、図3より、40歳~60歳で低下したものの、若年層は前回調査からさらに割合を伸ばしています。
上記より、フードフェスは今後若年層を中心にさらに盛り上がっていくのではないだろうかと思われます。
・Z世代の現状
マスク解禁やイベントへの規制が緩まった2023年。GWに大阪では、「餃子フェス」「ビーフフェス」など多くのフードフェスが開催されました。
また、暖かくなりお出かけ日和である5月のZ世代の行動に注目したいと思います!
■そこで、Z世代33人に調査!?
Z世代にとってフードフェスとは!?その実態!!
■ フードフェスに行ったことがあるZ世代の割合
・行ったことがある 51.5%
・行ったことがない 48.5%
■フードフェスに使う金額
・700円~1400円 25%
・1400円~2100円 43.8%
・2100円~2800円 31.3%
■Z世代のフードフェスの情報収集の大変さ
・大変だと感じる 50%
・大変だと感じない 50%
■Z世代のフードフェスの滞在時間
・1~2時間 62.5%
・2~3時間 37.5%
■Z世代がフードフェスにかけられる移動時間
・30分~1時間の距離 50%
・1時間~1時間30分未満の距離 25%
・1時間30分~2時間未満の距離 25%
■Z世代のフードフェス後の行動とは!?
・映画を観る
・周辺スポットへ観光
・カフェに行く
・ショッピング
といった意見が多く寄せられました。
■ずばり!Z世代にとってのフードフェスの醍醐味とは??
・盛り上がっている雰囲気が夏感を感じられて良い
・一度に多くの種類の食べ物が食べられる
・各地のお店が集まっていることが魅力的
・食べ比べすることができる
また、盛り上がっている雰囲気が良いためフェスなら混雑は気にならないという意見も寄せられました。
会計効率化のため、フードフェスで利用可能な電子決済についても調査を行いました。
■Z世代の電子決済の利用率
・かなりの頻度で利用する 51.5%
・たまに利用する 33.3%
・あまり利用しない 15.2%
調査の結果、Z世代はおよそ半数のZ世代がフードフェスに行った経験があるようです。フードフェスの熱い雰囲気や、フードフェスならではの各地の多種多様なご飯を食べられることが魅力です。利用金額は、1400円~2100円が主で、あり2~3品を食べる割合が多いみたいですね。事前に行う情報収集を大変だと感じる割合はおよそ半数でした。簡単に情報を収集できるツールがあればとても便利ですね!また、理想的な現地までの移動時間は1時間未満希望は半数でありました。滞在時間は1から2時間であり、その後に「映画を観に行く」、「周辺のスポットを観光する」、「カフェに行く」といった意見が多く寄せられました。1日をフードフェスだけで終わらせないZ世代はアクティブですね。
・ペルソナの特徴的なエピソード
ここでは、二十代女性・大学生のペルソナのフードフェスに関する特徴的なエピソードについて紹介します。ここでのペルソナは、ユーザー中心設計やマーケティングにおいて、サイト、ブランド、製品を使用する典型的なユーザーのことを指します。
ペルソナは、Instagramにて他者のストーリーズを見て情報収集することが多いですが、その後検索エンジンなどを使用した情報収集は行いません。
また、ペルソナはフードフェスに行くと1時間から2時間と滞在時間は短めであることが多く、フードフェスのあとにプラスで予定がある、又は予定をプラスで付けることが大半です。
また、ペルソナには集めることが好きだという特徴があります。フードフェスのあと、近くの植物園で実施していたスタンプラリーに参加してカレンダーを貰ったというエピソードがあります。
・ペルソナと一般的なZ世代との比較
ペルソナの特徴的なエピソードとして、滞在時間が短く、1時間から2時間ほどしか滞在しないというものがありましたが、現代を生きるゼット世代の意見はどのようなものなのでしょうか。
私たちが実際に20代の大学生の男女33名に行った調査では、約6割の人が1時間から2時間程度しかフードフェスに滞在せず、残りの約7割の人の滞在時間も約3割であるということがわかりました。
この調査結果から、ペルソナと一般的なZ世代ではフードフェスの滞在時間において差がないということがわかりました。また、フードフェス滞在後に、映画館やカフェ、周辺の観光スポットに
行くという意見も寄せられました。
このことから、フードフェスとは、Z世代にとって他の音楽フェスなどと違い、1日楽しむものではなく、1日のいくつかあるイベントの中の一つという位置付けだということがわかりました。
・結論
インタビューから、ペルソナは
・フェスならではの雰囲気が好き。お祭り気分
・滞在時間が短いフードフェスに行った後の予定が立てづらい
・楽しそうな雰囲気だと思ったらフェスに行きたくなる。
・様々なフェス行きたい、食べ比べしたい
・自発的に情報を集めることが苦手
ではないかと仮説を立てました。
・仮説をもとに考案するアイデア
ペルソナの仮説を元に、
・フェス情報まとめアプリ
・フェススタンプラリー
・フードフェス込みのデートプランを提案するサイト
・映画チケットと食券のセット販売
を考案しました!
映画チケットと食券のセット販売は、
「フードフェス後の予定が立てづらいが、一日楽しみたい」、「食券を買う手間を省きたい」というペルソナの願いから、映画のチケットと2枚のフードフェスの食券を同時購入することができます。販売場所は、梅田の映画館、グランフロント下や中之島公園、長居公園、てんしばなど、フードフェス会場付近のエリアです。これで、フードフェスならではの混雑を避けつつ、充実した一日を過ごすことができますね!
・アイデアに対するペルソナからのFB
先ほどのアイデアの中から「映画チケットと食券のセット販売」のアイデアに対して、ペルソナからフィードバックをいただきました。
ペルソナからは、「フードフェスならではの混雑回避ができ、1日満喫できるため、魅力的だと感じる。実際に販売されていたら是非、利用したい!映画だけでもなく、別のイベントや会場チケットとのセット販売があれば、選択のバリエーションが増えて、更に面白いかもしれない!」
と意見をいただきました。
・アイデアに対するZ世代からの共感度
Z世代に「映画チケットと食券のセット販売」のアイデアに対して、以下のアンケートを行いました。
「はい」と答えた人が、全体の25.9%
「いいえ」と答えた人は全体の74.1
という結果になりました。
「はい」と答えた人からは、
・映画の時間までの持て余した時間を有効に活用できる、楽しむことができる。
・映画を見に行くときは、他の予定も欲しいためちょうどいい。
などの意見が多く寄せられました。
「いいえ」と答えた人からは、
・映画だけのコンテンツで満足してしまう。
・映画の始まる時間に合わすため、時間が余ることがあまりない。
などの意見が寄せられました。
・さいごに
今回は、フードフェスでのペルソナの興味深い考えや行動について注目しました。「滞在時間が短いフードフェス後の予定が立てづらい」という悩みを解決できました。
コロナによる制限が少しずつ緩和され、イベントが多く開かれるようになり、今後もZ世代のフードフェスにおける行動について目が離せません!!
皆さんも是非、フードフェスに行ってみては!?
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