【GW/旅行】 ”みんな家族旅行しないの?” ~Z世代に聞いた家族旅行事情~
皆さんは「旅行」と聞いて何を思い浮かべますか?
「非日常を体験できる」や「楽しい思い出ができる」などポジティブな声が聞こえてきそうです。実際、旅行にはそういったポジティブな面がたくさんあり、私たちに様々なモノを与えてくれます。
しかし、最近の旅行ブームは少し変わりつつあります。
それはなぜでしょうか?詳しく見ていきましょう!
▪️社会的背景
上記にも書いた通り、「旅行」には様々なメリットがたくさんあります。しかし、近年そういった旅行をする人の割合が減っており、旅行に対する意識が変わってきています。なぜ旅行をする人の割合が減っているのでしょうか?
その理由は大きく分けて3つあります。
1.パンデミックの影響
現在、世界中でパンデミックが様々な影響を与えています。その影響は旅行というそのモノにも影響を与えています。現在の2023年6月は2.3年前と比べ、パンデミックの影響が落ち着いたとは言え、人々の旅行に対する意識が薄れているのは確かです。皆さんもパンデミックの影響で旅行というモノへの意識が薄れたのではないでしょうか?
2.おうち時間
「スマートフォン」。これはもう画期的なツールですよね。いつでもどこでもこれさえあれば暇を潰すことができます。このスマートフォンが旅行をする人が減っていることを促しているのです。ITのテクノロジーが発展していなかった数年前までは、余暇のために外に出ることが今よりも一般的でした。しかし今はどうでしょうか。YouTube、Instagram、Netflixなど、外に出なくても楽しめるコンテンツがたくさんあります。皆さんも共感できるのではないでしょうか。
3.家族旅行の頻度が減る
家族との思い出と言えば旅行を思い浮かべる人も多いでしょう。大切な家族と過ごした旅行の思い出は印象深いものです。しかし近年その家族旅行の数も減ってきています。株式会社スタジオアリスのZ世代の子を持つ男女500人に行った調査によると、約50%の人が家族で過ごす時間が減っていると感じているようです。3つの理由の中でも、この家族時間の減少が家族旅行をする人の割合が減っている最も大きな要因なようです。
では、家族旅行を普段からしているZ世代の人はなぜ、そしてどのように家族旅行をしているのでしょうか?
詳しく見ていきましょう!
▪️エクストリームユーザーの情報
ペルソナは今回、家族と3泊4日の旅行で静岡県、千葉県を訪れました。
旅行の一番の目的は東京ディズニーリゾートに行くことで、静岡県はそこに行くまでの道のりの中で行ったものです。
インタビューを通して、ペルソナは
・「同じホテルに連泊する」
・「家族で旅行することが多い」
・「旅行は長期間が多い」
ということがわかりました。
「同じホテルに宿泊する」理由について深掘りしてみると、
・連泊だと荷物をまとめなおし、移動する必要がなくて楽である
・目的地に近い場所で滞在したい
・連泊だと、連泊割引などがあり、お得に泊まれる
という理由から、同じホテルに滞在していることがわかりました。
また、「家族で旅行する」理由については、ペルソナは家族みんなが旅行好きであることから、小さい頃から家族で行くのが習慣であったことがわかりました。
ペルソナは旅行に行く目的として、「非日常」を求めています。
旅行に行って、普段では味わえない経験をしたり、ご当地のご飯を食べたり、景色を見たり、そんな普通の日常では味わえない体験ができることが旅行の魅力だと考えています。
旅行では、日常の嫌なこと、苦しいこともすべて忘れて思いっきり楽しみ、またそれを目標に毎日を頑張っていることがわかりました。
また、「旅行に行くこと」が日々の生活を頑張る糧になっており、その大きなご褒美に向かって、毎日の生活を乗り切っているということもわかりました。
そのため、旅行に行く計画を立てるとその日から旅行に行くことが目標になり、しんどいことがあっても、後◯日だ!と考えて頑張れたり、どこに観光するか考えたりすることで毎日を乗り越えることができます。
▪️ペルソナの意識×Z世代の意見
「Z世代のゴールデンウィーク5日間の過ごし方」について近畿大学経営学部の学生(20歳〜23歳の男女50名)にアンケートをとったところ、「旅行に行った」と答えた学生はわずか9%でした。
1位が26%の「おでかけ」であったことから、手軽な場所へ短期間遊びに行った人が多かったことがわかります。
それに対しペルソナは、長期間の休みでは家族旅行に行くことが恒例になっていることから、Z世代とペルソナの違いが浮き彫りになりました。
更に、旅行に行くときは3~5日間など長期間な旅行が多いという部分も違いが感じられます。
他にも「アルバイト」や「おうち時間」など、GW期間で様々な過ごし方をしていたZ世代に比べて、GWのほとんどを家族旅行で過ごすペルソナの「当たり前」が印象的でした。
▪️仮説
以上のペルソナの情報から、「家族との旅行というご褒美に向かって日々頑張っている」という仮説を立てました。
上記のアンケートの結果から多くの人が家族との時間が減っていると感じている一方で、ペルソナは毎年変わらず家族との時間を大切にしています。
この仮説から、家族旅行をもっと楽しむことができるようなアイデアを考えました。
▪️アイデア
以下の仮説から私達は3つのアイデアを考えました。
①「早く旅行したくなる!カーナビ!」
最近のナビは、乗車したらナビが運転手に話しかけてくれるのを知っていますか?
それの旅行バージョンです。車に乗るたびに、旅行までの日数を教えてくれたら早く旅行に行きたいと思うと同時に、今日も1日頑張ろうと思いませんか?
EX.「〇〇〇さん!北海道旅行まであと〇〇日です!今日も1日頑張りましょう!!」
このナビのおかげで旅行がより楽しみになること間違いなしです!!
②「朝からテンション爆上がり!旅行アプリ!」
皆さんはLINEのトーク画面を開いたら相手が送ったスタンプが画面の全体に現れる機能を知っていますか?(すべてのスタンプではない。)
これを待ち受けに持ってきてしまおう!というのがこのアイデアです!詳しい機能としては、朝起きて最初にスマホを触るタイミングに、旅行までの日数、旅行先の写真、また前回の旅行の写真などが浮かび上がってくるというものです!
これを朝一番に見たら、皆さんも「今日も一日頑張ろう!」と思えるのではないでしょうか?
③「旅行がより楽しみになるカレンダー」
マグネット製で、ボードに人生ゲームやすごろくのような柄が書かれています。
旅行の目的地に向かって、車のコマを毎日動かすことで旅行へのワクワク感を増すことができます。
また、7マスごとに旅行でやりたいことを書き込めるスペースを作成しました。平日は学校やアルバイトなどで忙しいと考えられるため、時間にゆとりのある休日にやりたいことを書き込めるよう、7マスごとの設定としました。
旅行へのわくわくを高めることができるとともに、旅行までの期間でも家族の時間を増やすことができる商品です。
▪️アイデアに対するペルソナからのFB
①「早く旅行したくなる!カーナビ!」
車に乗って目的地に行くとき、カーナビが案内してくれるのは便利ですが、あくまで道案内であるため、個人に寄り添ったセリフは少ない、またはないものがほとんどだと思います。そんな中で、自分が楽しみにしている旅行までの日数をカウントダウンしてくれると、より一層旅行が楽しみになりますし、「あと〇日で旅行に行ける!」と考えると少し憂鬱な日も頑張れる活力になると思いました。
②「朝からテンション爆上がり!旅行アプリ!」
朝起きて一番にお知らせしてくれるという点が良いと思いました。私は、朝起きるのが憂鬱だったり、眠さから元気が出ないこともあります。そんな時、起きてすぐに自分が楽しみにしている旅行のことをお知らせしてくれると、楽しい気持ちになりますし、今日も一日頑張ろうと思えると感じました。
また、日数だけでなく、旅行先の写真や前回の旅行時の写真も表示してくれることで、より具体的に旅行の様子が想像でき、旅行への期待感が高まると思いました。
③「旅行がより楽しみになるカレンダー」
私はいつも旅行の計画を立てると、そこから「旅行」を日々の生活を頑張るご褒美に設定します。普段は、スケジュール帳で大まかにあと何か月、あと何日と考えていますが、このカレンダーがあると、具体的な日数に加えて、毎日1マスずつ車を動かすことで旅行に対するワクワク感がより一層増すと感じました。
また、7マスごとに「旅行でやりたいこと」を書き込めるスペースがあるので、旅行の日程がまだまだ先でも、一週間ごとに楽しみが生まれ、旅行に対する期待感を高めることができると感じました。さらに、少しずつ旅行でやりたいことを考えることで、旅行のプランができ上がっていくという点も良いと感じました。
▪️Z世代の共感度
「旅行がより楽しみになるカレンダー」について、さらにZ世代にもアンケートを行いました。
Z世代27人に『この商品が実際にあれば欲しいですか?』という質問をした結果、約74%の方に「はい」と答えていただくことができました!
「はい」と回答された理由としては主に、
・旅行前のワクワクを最大限楽しめそう
・楽しみながら旅行の計画を立てれそう
・旅行まであと何日と数えることが多いので、それを可視化できるのは良い
という理由が挙げられました。
また「いいえ」と回答された理由としては、
・忘れて触らなくなりそう
・コマを進めるのが面倒くさい
・プランをしっかりと決めることがあまりない
という理由が挙げられました。
これらの意見から、この商品はペルソナのように「旅行までの日々を毎日楽しみに過ごす人」や、「旅行に行く際はある程度の計画を立てる人」に求められると考えます。また、この商品を使うことで、旅行までのワクワク感を可視化することができるという点に好感的な意見を持っている人が多いということがわかりました。
▪️まとめ
今回ペルソナにインタビューを行い、多くのZ世代とは異なる家族旅行への価値観を知ることができました。
小さい頃は家族で旅行に行ったという経験が多いと思いますが、大人になると家族で旅行に行く機会が減ったと感じている方も多いのではないでしょうか。
そう感じている皆さん、是非この機会に家族旅行をしてみてはどうですか?
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