スモーキィクォーツ/小宮かふぃーを考察
どうも、半額(@HANGAKUnnbe)です。
皆さんスモーキィクォーツって曲ご存知ですか?
もちろん知っていますよね。
知らなくても今すぐに聴いてください。
最近、この曲への愛が爆発してついに10選入りしてしまいました。そして、この曲も今日1月10日に2周年を迎えます。
この曲の一番好きなところがサウンドと歌詞が織りなすその世界観なんですよね。その世界観をより理解してこの曲を味わってほしいので、特に歌詞に注目してこの曲の世界観を考察していきながら好きなところで悶絶していこうと思います。
参考にさせて頂いたブログ↓
かふぃーさんのTwitter↓
・登場人物
クリス(Christina)
・国のお姫様
・天真爛漫な性格、お茶目とかいう次元を超えてるので王族という自覚を持って欲しい
・多分10〜12歳?
・お姉さんが5人いるらしい、なので多分王位継承順位が低い(曲中の国で女王がいるのかわからないけど)
・お目目がブラウン(ちょっと重要)
・かわいい
リオン(Leon)
・怪盗、多分幼少期から盗みで生計を立ててる
・自称17歳
・身長165〜170cm(高身長お姉さん)
・A型
・誕生日:1/2(本人は知らない)
・幼少期に両親から捨てられており(やむを得ない理由があったっぽい?)幼少期から盗みで生計を立てざるを得ない状況にあった。なのでまともな教育を受けていない
・父親の名前を貰って使ってるのでリオン(Leon)は実は男性の名前
・お目目が真っ黒
・自分では気づいてないけど大食い
・自分では気づいていないけど運動音痴。なんで怪盗をできてるんでしょう
・かふぃーさんが特に好きなキャラらしくTwitterにいっぱい設定が落ちてくる
・かわいい
・歌詞の考察
歌詞とMVからお話を紐解いていきます
(イントロ)
王と王妃との間に生まれた女の子(クリス)のニュースが映し出されたテレビの前に座り込むリオン。
両親に捨てられ帰る家もない。
この国にはスモーキィクォーツという国宝があります。
クリスは一度見てみようと使用人に無理を言って持ってきてもらいます。
それはクリスの持っていたブラウンのペンダントと同じ色でした。王様ですら壊すことができない宝石、そんなスモーキィクォーツにクリスは少し興味を持ちます。
昔から十数回も聴いている怪盗(リオン)の噂。クリスはそんな怪盗に強い憧れを抱いています。
でも怪盗は自分の持っている分厚い本にも天球儀にも興味はないようです。なんとか怪盗と会うにはどうすれば良いでしょうか?
そんなことを考えていたクリスは妙案を思い付きます。スモーキィクォーツを自分の部屋に持っていくことでそれを奪いに来る怪盗に会えると。例の怪盗のように華麗な身のこなしでスモーキィクォーツを自分の部屋に持っていこうとするクリス。でもバレます。可愛い。
前科一犯となったクリス。
スモーキィクォーツは厳重に管理されるようになり、クリスの周りにあった資料も全て捨てられてしまいます。
でもここは天才少女クリスちゃん、捨てられた資料も全部覚えていました。(クリスよ、ほんとか?)
そんな中例の怪盗から予告状が届きます。
クリスは怪盗はスモーキィクォーツを盗みに来るのだと確信しました。このお城の中を探せば怪盗に会うことができる!
昔見た怪盗の姿。マントをたなびかせながら駆けていくその姿にクリスは眩しさを感じました。
スモーキィクォーツの保管されている場所はもちろん覚えています。その場所へと向かいます。
前に見た怪盗に心を奪われてしまったクリス。クリスの心も奪うリオン、最強の怪盗すぎる…怪盗に会うためにクリスはスモーキィクォーツを再び強奪します。
その後「怪盗はここを通るはず!」と怪盗に会うために城内を駆け回ります。そんな王女に城内はてんやわんや。王妃もクリスのお転婆に手を焼きます。
そんな出来事の一部始終を見ていたリオン。
予想外の出来事にびっくりです。このままでは予定していた宝石が手に入りません。
仕方なくクリスごとスモーキィクォーツを奪って城内を後にします。
ここの「ありふれた宝石なんかより わたしを奪ってよ!」って歌詞、天才すぎるんですよね。表現が秀逸すぎて……良…
(ここの歌詞よくわからないのでMVから読み取ります)24/05/18追記
ようやく分かったので少し編集しています
そのままの勢いでスモーキィクォーツごと奪ってきたクリスをどうしようかと困ったリオン。
とりあえず彼女が王女であることを隠すために「内緒だよ」と口外しないことを約束します。
奪われてきたお姫様と怪盗の奇妙な共同生活が始まります。分厚いパンにマーガリンを乗せていたあの頃とは違う食生活ですが、幸いお姫様の口に庶民の味は合ったようです。
(後悔の予告状〜からのサウンドマジで好き愛してる)
リオンも宝石を盗んでいかないと生きていけません。
次のターゲットは博物館にある宝石ですが、クリスが付いていくとうるさいです。
そこでリオンは昔使っていたマントをクリスに着させて一緒に行くことにしました。
しかし、クリスがそこで目立ってしまい彼女が怪盗に奪われたことが世に知られます。
クリスのニュースが新聞の一面に掲載され、迂闊にクリスを家の外に出せなくなりました。
ひょんなことから始まった不思議な共同生活ですが、2人の間には親子のような家族愛が芽生え始めます。洗濯を一緒に干したり、リオンがクリスの寝顔を眺めたり。
とてもとても楽しい日常が流れました。
クリスにはいつもフードを被らせ外に出た時にも顔を見られないようにします。
2人が仲睦まじく暮らしている中、リオンは幼い頃の自分とクリスが重なってしまい、クリスにとってこのままの生活でいいのかという疑問が湧いてきます。
(間奏)
2人の間には他愛のない日常が流れます
このままでは世の中はクリスのことも罪人だと思うかもしれません。所詮怪盗なんて泥棒で悪者なのです。
リオンはそう思いクリスを王城に返す決断をします。
とてもとても苦しく悲しい決断でした。
このままクリスのことを愛して一緒に暮らしていければどれほど良かったでしょう。
リオンにとっていつしかクリスは宝石のように眩しくて、愛おしい存在になっていたのでした。
でもクリスにとってはクリスとリオンの日常の思い出もくだらないおとぎ話と変わらなくなるのです。
寝ている間にクリスを王城のベッドに寝かせました。一つの手紙を置いて。
ピニオンは時計などに使われる小さな歯車のこと。
そんなピニオンが一回転する間だけ、リオンは砕けてしまわないように息を止めて外に出るのでした。
クリスにとってはきっとこれが1番幸せな選択のはずです。1人きりなのがハッピーエンドのはずなのです。
しかし、2人が離れ離れになってしまった事実に我慢していた涙が溢れ落ちます。
声も覚えていない両親。そんな自分を見捨てた両親と同じことをしてしまいました。きっとクリスからリオンは悪者だと思われてしまうのでしょう。
クリスは残された手紙を読みリオンのことを追いかけます。しかし使用人たちに阻まれてしまいます。
これまでの王城では味わえなかった「夢」のような日常を明日も続けてほしい!そう思い使用人たちを振り切りリオンのもとにようやく辿り着きます。
うわああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!
悲しいけどお別れなんだよね…………………………………
本当に…………ヤバ…………でも大人になって………………プロポーズするんだもんね……………また会えるよね……………………
十数年後
(後奏)
(曲おわり)
ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!うわあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!
良かったねぇ…………本当に………………………………また会えて良かった……………本当に…………
もちろん、このラスサビ〜アウトロが1番好きなとこです。ハッピーエンドで本当に良かった……
・クリスとリオン両者の考察
まずはタイトルの『スモーキィクォーツ』について考察していきます
・スモーキィクォーツの効果
クリスはスモーキィクォーツ(煙水晶)の擬人化です。実際、彼女のブラウンの瞳はスモーキィクォーツの色に酷似しています。
スモーキィクォーツには「癒し」の意味があります。これはリオンにその笑顔で与えていたものです。共同生活でクリスはリオンの孤独感を埋めていたはずです。
また、「責任感」もクリスがリオンに与えたものに違いありません。幼少期から他人と関わらずにいたリオンには欠けていた責任感を共同生活でクリスが与えたのです。クリスの姉や母のような存在としてクリスに責任感を持って接していました。
そして「くじけない心」はリオンに会うのに諦めなかったクリスにぴったりです。
・モリオンの効果
一方リオンはモリオン(黒水晶)の擬人化です。
リオンの真っ黒な瞳はモリオンの色とまったく同じです。
モリオンは邪気などを含めて全てを吸収する石です。
リオンはその真っ黒な瞳からクリスの無邪気さや真っ直ぐさを吸収していたのです。だからこそ「責任感」などのこれまで持ち得なかった感情を手に入れたのです。
そんな真っ黒な瞳ですが最後の場面だけクリスに照らされてスモーキィクォーツのブラウンに光っています。
おわりに
10選入りしたのもあってしっかり物語としての『スモーキィクォーツ』の解像度を上げておこうと思っていたので、2周年という節目で考察できてよかったです。
スモーキィクォーツ、2周年おめでとう!
そして、かふぃーさんお誕生日おめでとうございます!
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