今週のマーケットチェック(8/6~8/20)
みなさん、お盆休みはどのように過ごしましたか?
株式市場は忙しいかったですが、ゆっくりできましたか?笑
もう少しで8月も終わってしましますね。夏を満喫し、投資も楽しみましょう!!
では、今週のマーケットチェックをしていきましょう!
米国債10年物利回り
米国債10年物利回りは、ここ2週間、下げ傾向にありました。
少し長い目で見ても今は下げトレンドのようにみえます。
アメリカの経済は減速が見られ始めた状況なので、政府は利下げを試み、企業や投資を盛り上げようとしている段階なのではないかと考えられます。
日本国債10年物利回り
日本国債は、日経平均が大幅に下落したタイミングで同じような動きが見られますが、3週間前から少しずつ回復している様子が見られます。
S&P500種株価指数
S&P500はここ3週続伸していて、2024年度は現在までで、約14%の上昇を見せています。
今回の上げ要素として、米連邦準備制度理事会(FRB)が9月に利下げを開始するとの観測を裏付けるデータが発表されたことが考えられます。
特に、s&p500、NASDAQはアメリカ市場を牽引する、マグニフィセント7の動向が大きく影響するので、それらには今後も引き続き注目出していきたいですね!
ダウ工業株30種平均株価指数
ダウもS&Pと同じ動きをしていて、ここ3週間は続伸しています。
ここ最近は、上がり下がりが激しいですが、再び40,000円台に突入したので、今回は下がらずそのまま上がっていくことに期待したいですね!!
NASDAQ100総合指数
ナスダックは3週続落に代わって、2週間の続伸が見られ、2000以上の値上がりが見られました。
これにより、アメリカの主要株は全体的に上がっていることが考えられますね!
将来性の高い企業たちが、利下げの見通しによってか、買われているので、ナスダックは、今後も少しづつ伸びていくのではないでしょうか!!
日経平均株価
日経平均は、3週連続での値下がりというバブル崩壊期以来の悪い結果で、7月11日の最高値からの下落率が約15%に達してしまいましたが、先週は38,000円までと少し戻しました。
今週はすでにまた下がっていて、アメリカ経済下振れ懸念という悪材料がなくなるまで、見通しは良くならないと見れるでしょう。
TOPIX
TOPIXは2670.54円まで戻ってきました。
8月初めの下落を取り戻すように上昇を見せています。
しかし、アメリカの不安定さや金利の上昇が向かい風になり、直近の上昇幅は小さく、あまり変化はありません。
為替(ドル/円)
アメリカの15日の経済指標が好調だったため、FRBが金利を引き上げ、もしくは高止まりが予想されてドル高になったと考えられます。
その後、19日以降は米景気先行指数が予想を下回り、雇用統計の雇用者数を下方修正する観測が広まり、またFRBの緩やかな利下げ予想があり徐々にドル安傾向になっている。
そして、21日のFOMCがあり、今後の為替に大きく影響するので注目していきましょう!
WTI原油先物
12日までの価格上昇は、主に供給制約と需要の期待によるものでした。特に、OPECプラスの減産やサウジアラビアの自主的な追加減産が市場に供給不足感を与え、価格を押し上げました。
しかし、13日以降は下落をし、現在は73.56ドルまで下がっています。特に、中国の経済指標が予想を下回ったことが影響し、中国の需要が思ったほど強くないとの見方が広まりました。
VIX
VIXは20ポイント程から15ポイント程に減少し落ち着いています。60ポイントを超えたタイミングはヒヤリとしました。恐怖指数だけに恐怖を感じました。
米株式相場は戻りを示してきているのはオプション売買の薄さが原因かと思われます。
Fear and Greed Index
FEAR の35と先週よりは上がってきましたが、まだ恐怖感が残っています。
Fed Watch
金利は73.5%の投資家が5.00-5.25のまま据え置かれると予想しています。今日(21日)に行われるFOMCに注目ですね。
注目決算
セブン&アイ・ホールディングスは、カナダのコンビニ大手、アリマンタシォン・クシュタールから買収提案を受けたと発表しました。
ヒートマップ(1week)
エネルギーセクターを除いてはかなり順調な1週間でしたね。
特に、テスラ、半導体銘柄はとても強かったですね。
アメリカの景気後退への不安感を払拭するような経済指標の結果に、投資家のリスク選好が高まり成長株のテスラや半導体銘柄が買われました。
重要経済指標
8月5日(月)に発表されたISM非製造業景気指数は予想とは0.3%上がり51.4%という結果になりました。
8月14日(水)に発表された消費者物価指数(CPI)(前年比)は予想より0.1%低い2.9%に、消費者物価指数(CPI)(前月比)は予想と同じく0.2%に、消費者物価指数(CPI)(食品・エネルギー除くコア)(前年比)は予想と同じく3.2%に、消費者物価指数(CPI)(食品・エネルギー除くコア)(前月比)は予想と同じ0.2%にという結果になりました。
8月14日(水)に発表された原油在庫(前週比)は135.7万バレル、ガソリン在庫(前週比)は289.4万バレル、留出油在庫(前週比)は167.3万バレルという結果になりました。
8月15日(木)に発表された小売売上高(前月比)は予想より0.6%高い1%、小売売上高(自動車除くコア)(前月比)は予想より0.3%高い0.4%という結果になりました。
新規失業保険申請件数は予想から1万件少ない227千件という結果になりました。
8月16日(金)に発表された住宅建築許可件数は予想の1428千件から32千件少ない1396千件に、住宅着工件数は予想の1338千件から100千件少ない1238千件となりました。
8月19日(月)に発表された機械受注(前年比)が予想より6%下がって− 1.7%という結果となり、機械受注(前月比)は、予想より1.2%増え2.1%となりました。
投資主体別売買動向
前回と比べ、海外投資家(青)がかなりの買いに入っていることがうかがえますね。一方、国内の個人投資家は売りが多くなっていました。
マクロ経済ニュース
円安傾向になってるので割安に見え、日本株が買われていると思います。また、米雇用統計では、予想を下回り景気の不安感がみられました。
日経平均株価は5営業日続伸となり8月1日以来、約2週間ぶりに38,000円台を回復した。外国為替市場で円安になったことも影響していると思われます。
まとめ
今週もいろいろなことが起こりましたね。8月5日の大きな下落から反転し、戻してきてはいるものの、今後のFRBの対応や米大統領選がどうなっていくかが気になりますね。
地政学的リスクや経済指標、大統領選など、注目するべきことが多く毎日刻々と変わっていく状況に合わせて柔軟に対応することが求められます。これからも目が離せない日々が続きそうですね。
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