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【TRPG】僕が自作シナリオにこだわる理由
かつて、GMはやりたいシステムを見つけてきて、シナリオを作り、仲間内で遊ぶのが当たり前だった。
しかし、今のTRPG環境は大きく変わった。
今、多くの人がTRPGを知るきっかけは 「CoCのリプレイ動画」 になった。
「このシナリオ、面白そう!やってみたい!」と思った視聴者が、有償シナリオを購入し、みんなで遊ぶのが主流になりつつある。
シナリオは「作るもの」から「買うもの」へ。
この変化は、TRPGの裾野を広げ、多くの人に遊ばれるようになった点で、とても素晴らしい。
……でも、それでも僕は、これからも自作シナリオを作って遊ぶんだろうな、と思う。
◆有償シナリオのメリット・デメリット
✅ メリット
・完成度が高く、安定して面白い!
・シナリオの準備が楽!(買ってすぐ遊べる)
・PL同士で「このシナリオ知ってる?」と共通の話題になる
❌ デメリット
・他の人がすでに遊んでいると「ネタバレ」が問題になる
・シナリオの自由度が限られる(大きく改変しづらい)
・有名シナリオばかり遊ばれるようになり、プレイスタイルが均一化する
◆自作シナリオのメリット・デメリット
✅ メリット
・完全オリジナル! 他では遊べない物語が作れる
・シナリオを通じて「自分のTRPG観」を反映できる
・PLの行動次第で自由に展開を変えられる
❌ デメリット
・作成に時間がかかる!(準備が大変)
・シナリオのクオリティがGMの腕に左右される
・PLにとって「このシナリオ面白いのかな?」という不安がある
◆僕が自作シナリオにこだわる理由
正直に言おう。
「承認欲求を満たすため!」 これに尽きる。
自分が作ったシナリオでPLが盛り上がり、笑ったり、驚いたり、感動したりする。
そんな瞬間を見るのが、何より楽しい。
PLが「これ面白かった!」って言ってくれると、「作ってよかった!」と思う。
また、自分のTRPG観を反映できるのも大きい。
「こういう展開が熱いよな!」とか、「このギミックで驚かせたい!」とか、
シナリオを作ることで、自分の好きなTRPGの形を表現できる。
もちろん、有償シナリオにも素晴らしいものがたくさんあるし、
「今のTRPGはこういう流れなんだな~」と思うこともある。
でも、自分がGMをやるときは、やっぱり自作がやりたい。
だって、「自分が面白いと思うものを、みんなと遊びたい」から。
◆まとめ
今のTRPG環境では、有償シナリオが主流になりつつある。
クオリティの高さや準備の手軽さを考えれば、それも当然の流れだろう。
それでも、僕はこれからも自作シナリオを作り続けると思う。
なぜなら、自分のシナリオでPLが笑ったり、驚いたり、感動したりするのを見るのが何より楽しいからだ。
シナリオを通じて、自分のTRPG観を表現し、PLと一緒に物語を作っていく。
そんな時間が、僕にとっては最高に面白い。
TRPGの遊び方は人それぞれ。
有償シナリオを遊ぶのも、自作シナリオを作るのも、どちらも間違いではない。
ただ、僕にとってのTRPGは、やっぱり「自分の作った物語で、みんなと遊ぶこと」なんだと思う。
だから、これからも僕はシナリオを書き続ける。
それが、僕のTRPGだから。