手関節の正面像と尺骨の写り
レントゲン手関節撮影の話
結論から言うと手関節撮影では、橈骨は正面で写り、尺骨は側面で写る
普通、手関節撮影は前腕中間位で撮影する
橈骨は回内外で動くので前腕の肢位を回内位で撮影しようが中間位で撮影しようが回外位で撮影しようが正面像で写すことができる
だが尺骨は違う
尺骨は回内外で動かない
つまり正面像、側面像、斜位像で前腕の肢位を変えて撮影してしまうと何枚レントゲンを撮っても尺骨は同じ方向から見ていることになる
いろんな角度から尺骨を見るためには常に一定の肢位で撮影しなくてはいけない