たまに聞かれます。学生の方が通訳案内士を目指したいと思っている、という話。
私が思う、その問いへの答え。
「回り道をしてから、それでも目指したいなら、通訳案内士をそのときに目指したらいい」
通訳案内士のイメージ(AI作成の文章です、おもしろかったので、AIに通訳案内士のイメージを聞いてみました)
AIっておもしろい。あとは良く書かれているのは「民間外交官」とか、そんな感じですかね?
そんな華やかなイメージがあるかもしれませんが、実際はほとんどの方が「フリーランス」つまり、個人事業主です。
ということは、年金も、健康保険も自分で払っていかないといけない。
個人事業主である、ということは会社に所属するのではないので、研修はあっても、職場の先輩が丁寧に教えてくれる、ということはない。
社会人としての常識が備わってないと仕事ができない。(どの業界も一緒だと思います)
学校卒業して、フリーランスで、誰も社会人の常識も教えてくれないのに独り立ちできるか、といえば、出来る人もいるでしょうけど、厳しいと思います。
新卒、というメリットカードを手放すのはもったいない。
会社組織に所属することで学ぶことは多いです。
理不尽だと思う会社の慣習だったり、先輩、上司との関係、日本社会独特の価値観だったり。でも、会社のお金で資格をとらせてもらったり研修受けたり、出産ということになったら育児休暇があったり。
会社という組織に所属しないと得られないメリットも多くあります。
会社員をして、そこから通訳案内士を目指してもまったく遅くないと思います。むしろ、そういう経験はプラスです。
インバウンドに関係のない会社でも学ぶべきことはあるでしょう。
ですが、通訳案内士を目指すなら、
翻訳通訳会社の社員、
旅行会社、
航空会社、
ホテル業界 などですかね?
大手なら大手のほうがいいと、私は思います。
あくまでもわたしの個人的意見ですので、高卒でいきなり通訳案内士になって活躍されている方もいるかもしれませんし、回り道なんて不要と思う方もいるかもしれません。(そのうち、通訳案内士と学歴の話も書いてみたいです。)
一意見として書かせていただきました。
どなたかのお役に立てましたら幸いです。