聴覚とコミュニケーション

背骨、音、周波数
気になってます。 😅

音声と聴覚の関連性を研究したフランス人医師
アルフレッド・トマティス


1920.1.1 〜 2001.12.25
フランス 耳鼻咽喉科医  発明家

父がオペラ歌手だった為、子供の頃より
音楽を聴きに行く機会が多かったトマティスは、
自らは歌手にはなれないと確信し耳鼻咽喉科医師となります。

騒音による聴覚障害や歌手の歌唱障害を研究し
音声の問題は聴覚にあると
「耳に聞こえないものは声から生み出されない」とするトマティス理論にいきつきます。

耳の形成は受胎後、数日から形成され始め妊娠4か月でほぼ完全に発達。母体の中で胎児は耳から来る情報に反応しながら脳の発達を導いてます。
よって聴覚は妊娠中から始まり全身が音声と言語の生成に関与しているとトマティスは発見します。

現在、読字障害、失読症、うつ病、重度統合失調症、自閉症など、コミュニケーションに問題を抱える人々の理解力の手助けや不安解消の一助にトマティス療法が広く知られています。
身近なところでは言語教育の場で実践されている事が多い療法です。

Ex. トレーニング例
骨伝導スピーカー付きヘッドホンで音楽を聴き
耳から聴く音と骨から聴く音をバランスよく聴きとるトレーニングをします。

大きな音に過敏、嫌いな音がある、イヤな音を聞くと叫んでしまうetc
そうした悩みのある人は、聴きとり調整が上手くいってないから生じるそうです。

と、幾つかの記事を読んで、
耳で聴くより前に私たちは、全身で音の情報をとらえていて、成長とともに「聴く」能力を調整しているということなんですね。

また、人間が聞き取る音(周波数)は限定されて、さらに使う言語環境で限定されて、私たちは日常生活を送っています。
全てを聞き取るのでなく必要な情報を聞き取り不用な音は聞き取らないように体はできていくということですね。

で、補聴器を使うと
ありとあらゆる音が同じレベルで聞こえてしまい疲れるという話を思い出しました。

人間の体に備わる情報処理能力は素晴らしく体の機能は一つの器官だけではなく、連動しており、環境に合わせて発達していき、現在の自分の聴覚があるんだなと思いました。

一方、聴く気もないと通り過ぎていくだけです。
さらに加齢で物忘れ上手… 苦笑。


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