Geminiにみる未来 ～AI秘書～

OpenAI社によるGPTsの発表もとても衝撃が走ったのだが、Google DeepMind社によるGeminiの発表をうけ、ふたたび衝撃をうけることになった。Gemini（Ultra）は、よりマルチモーダル性能を強化したLLMの模様。
Introducing Gemini: Google’s most capable AI model yet (blog.google)
 
加えて、さらに驚かされたのは、Geminiシリーズの中でもGemini Nanoがスマートフォン上で動作するオンプレミスLLMとしてリリースされた事。
グーグルがGPT-4超えの最新AI「Gemini」発表、Pixel 8 Proで動作する「Gemini Nano」も - ケータイ Watch (impress.co.jp)
 

まずは、録音アプリの要約、WhatsAppのテキスト入力の文章作成補助から始めるとのことだが、今後はスマートフォンに搭載されたLLMがユーザーの個別の秘書となり、あらゆるスケジュール管理や面倒ごとを整理してくれるようになるのではないかと感じた。
 

そこで今後のGoogleによるGeminiの未来について、GPT4と一緒に考えてみた。
 

（以下、GPT4の出力）

1. オンプレミスのLLMのメリット
 

セキュリティとプライバシーの向上: ユーザーデータが外部に送信されず、ユーザーの環境内で処理されるため、セキュリティとプライバシーが強化される。
カスタマイズと効率: 特定のビジネスや個人のニーズに合わせてモデルを調整でき、効率的な操作が可能になる。
 

2. Google DeepMindの「Gemini」の展開

個人化された健康管理: スマートウォッチと組み合わせて、個々の健康状態に合わせたアドバイスや予防策を提供。
統合されたデータ管理: Googleカレンダー、ストレージなどと連携し、効率的な情報管理とスケジュール調整を実現。
拡張されたリアルタイム検索: 検索機能とマップ、写真機能を組み合わせて、パーソナライズされた情報を提供。
 

3. Googleの先進的なLLM機能による生活の変化

 
全面的な情報アクセスの改革:
 
Googleの検索エンジン、Googleカレンダー、Gmailなどが統合されたLLMにより、情報の検索、整理、管理が効率化される。これにより、情報へのアクセスが瞬時に行え、生活がよりスムーズになる。
 
パーソナライズされた健康管理:
 
Google FitやWear OSなどの健康追跡アプリと連携することで、日々の健康状態のモニタリングやカスタマイズされた運動・食事計画の提供が可能になります。
 
個別最適化された労働環境:
 
Google Workspace（以前のG Suite）のアプリケーションと統合されたLLMは、ドキュメント作成、スケジューリング、コミュニケーションなどの業務を自動化し、効率を大幅に向上させます。
 
教育と学習の革新:
 
Google ClassroomやGoogle Scholarと連携することで、学習者個々のニーズに合わせた教育コンテンツの提供や、研究資料の効率的な検索が可能になります。
 
エンターテイメントのパーソナライズ:
 
YouTubeやGoogle Playなどのプラットフォームを通じて、ユーザーの嗜好に合わせたコンテンツの推薦が行われ、より個人化されたエンターテイメント体験が提供されます。
 
言語の壁を越えたコミュニケーション:
 
Google翻訳と統合されたLLMにより、複数の言語間での瞬時の翻訳が可能になり、国際的なコミュニケーションの障壁が低減されます。
 
これらの進歩により、Googleは私たちの日常生活をより便利で効率的なものに変えることができます。個人のニーズに合わせたカスタマイズ、労働の自動化、教育とエンターテイメントの改善、言語の壁の克服など、GoogleのLLM技術は様々な分野での生活向上に貢献するでしょう。
（GPT4の出力はここまで）
 
 

おわりに

スマートフォン上でLLMがインターフェースとなることで、スケジュールの管理、メモ、健康管理、勉強・ワークアウトの目標進捗管理など多くの事が、セキュリティ上も安全にマネジメントすることができる。
今回のGemini Nanoの発表はそんな未来のロードマップを想像するのに十分なインパクトを与えてくれた。今後はより高性能なLLMをオンプレミスで搭載できるようになるか、Geminiの他モデルとクラウドとオンプレで機能分担をする事で、近い将来多くの事ができるようになるだろう。1人1AI秘書の時代は近い。楽しみだ。