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20221221 世紀
早いもので、そろそろですね。1年前も2年前も、この時期は街中が綺麗でしたが、今年もまた、同じような、また心なしか少し違って思われるような、白い息のような雰囲気に包まれています。悲しい顔をしている人は意外と少ないようです。どのみち、明後日には我々はみんな街からいなくなります。最後の夜は恋人と2人で過ごす方も多いようですね。それが1年で1番長いらしい夜であることは、我々へのせめてもの贈り物と捉えていいでしょうか。ある者の預言によると、我々が次に目を覚ますのは、1000年近く後のようです。街は変わっているでしょうか。まだ2人でしょうか。
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