小型バイクに乗ったオッサン
いつも潜在意識の中にはあったけど、言葉にすると認めてしまいそうで、それが悔しくて自分はその感情に蓋をしていた
普通自動車免許を持っている人なら一度は感じたことがあるかもしれない
「ほんまに速すぎる」
今日道路で抜かされた時、初めてトップガンを観た時と同じ声が出てしまった
速度も然ることながら、あの迷いのない車線変更や赤信号での10センチでも前出ようとする姿勢はエロさすら感じる
そして青信号になった瞬間のスタートの早さで言えば、「赤い彗星」赤星憲広の全盛期を彷彿とさせる
これは皮肉でもなんでもない純粋な『速さ』
もしかしたらあの少しでも前へ出る姿勢が今日の日本を作ってきたのかもしれない
そしてもう一つ言うと、あのオッサンが捕まってるところを見たことがない
速さの中にも、怠ることのない周囲への警戒
どうぞ僕を抱いてください
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