バイト始めました
約半年間ニート生活に終止符(ピリオド)をうち、最近バイトを始めました。
絵に描いたような昭和のキャバクラみたいなところ。
仕事内容はというと、ドリンクを運ぶのと、灰皿を交換するのと、お客さんが気持ち良さそうにカラオケ歌った後に拍手をするバイト。
元々、資格とって5年間普通に正社員をしてた頃にはバイトをするなんて、想像もできなかったですが。
給料は別に高くないし、家から遠い。
もちろん、ボーナスもなければ有給もない。
でも、今まででは絶対にできない経験とかできて満足です。
たぶん元々してた仕事を今も続けてたら、当たり前のように昇進して、当たり前のように役職がついて、当たり前のように結婚して、当たり前ように子供ができて、そんな生活だったかも。知らんけど。
今が幸せではないけど、満足は満足。
数日前、バイト先で年配のお客さんに「おい、お前!第二次世界大戦はいつ終わったか知ってるか?」って唐突に質問されたんです。
いきなり歴史の問題過ぎて、とっさに「わかりません!」って言いました。
するとお客さんは「これやから最近の若い奴は!」と、わりと真剣に怒りだして、持ってたマイクで頭どつかれそうになりました。
『いや、あんたみたいな奴がおったから昔に戦争が起きたんやろが』と心の中で思いながら「すみません、自分の出身校はバカなもんで…(笑)」と言い、自分史上最大の苦笑いを浮かべながら、ビールグラスを交換しました。
彼はその後、僕をどつきそうになったマイクで坂本冬美の「また君に恋してる」を歌ってました。
『よくそんな気持ちよさそうに歌えるな!』と思いながらも、さっき覚えた苦笑いで精一杯の拍手を送りました。
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