保護者会って、あんまり行きたくない。
先日、娘(小2)の保護者会に行ってきた。
『プチコミュ症+人見知り』という軽めの疾患があるわたしにとって、ゴロゴロと人が集まる会はあまり楽しみなものではない。だからといって、 ” 行かない ” という選択肢はないのだが。
なぜだろう。保育園の保護者会には何も考えずに行っていたのに。ママたちにも「よ。」「んじゃ。」と、まるで幼馴染の男にでも挨拶するようなテンションで接していたのに。
小学校はすこし気を張る。
そもそも保護者会とは、学校からのお知らせと、愛しい我が子の成長を確認するためだけの催しものである。そんなことはわかっている。ただ、『子どもに消しゴムやら髪ゴムやらをよくくれる子の親にだけでも挨拶しておきたい。親知らんけど。』とか『この前うちの子が間違って持って帰ってきたタブレットのお詫びしといたほうがいいよね。親知らんけど。』みたいな考えが、ちょこちょこ湧いてくる。
しかし、結局は親御さんを見つけることはできず、(たいして探していないが)のほほんとしてしまう。
すると、「あ!いつもお世話になってます〜〇〇の母です。」と、あらぬとこから矢が飛んできたりする。『え、誰?おたく一体誰ですのん?』と思いながらも、「あ、こちらもご挨拶したかったんです〜」 と、謎のマダムとニコニコしたりしてしまう。というか、してきた。
小学校の保護者会は、学校からのお知らせと、子供たちの成長を聞きに行くようなもの+αがあり、この『+α』がめんどいことに気づいた。
以下、いろんな+α。
中途半端にママ友がいる
たまに、1人もママ友がいないことを嘆いている人がネットにいるが、肩を抱きしめて言いたい。「そっちのほうが気楽だぞ!」と。自分の仲良しのママ友のママ友(面識なし)とか、最初ビミョーに気まずい。一匹狼のほうがサッサと帰れるし、一切の挨拶もしなくてすむ。
一人っ子ママはアウェイ戦
” 担任の先生は、お姉ちゃんが5年生だったときの先生〜” とか、”お兄ちゃん、同じクラスだよね〜?” とか言ってみたい。そのセリフがわたしの薄い唇から放たれることは一生ない。なぜなら我が家は一人っ子だから。三人兄弟とか最高。先生のことも友達のことも色んなこと知りすぎて絶対にホームだと思う。ちょっと羨ましい。
自己紹介はご勘弁を
新年度最初の保護者会だとほぼある ” 自己紹介 ”。頼む、これマジでやめてくれ。
今回のテーマは ”我が子の良いところ” 。
あのなぁ。子どもの顔も名前も一致しない状態で自己紹介て。でも、これが意外におもろかった。
「我が子の良いところはなにも思い浮かびません。」と、自虐に走る親。
「我が子の良いところがありすぎて、時間が足りません」と、若干スベっている親。
「〇〇たんの良いところは、感受性が強くて〜」と、完全に家でのバブバブ呼びを披露している親。
わたし?わたしは覚えていない。でも、白目だけは向いてなかったので大成功。
スポ少ママ軍団が地味にこわい
保護者会の後に集まっていたスポ少男子サッカーのママたち。あの軍団から醸し出される雰囲気は、”彼氏のアメフトの応援にきている彼女たち” に似ている。華やかで活発だ。
『わたしも男の子を産んでたら、田中碧のユニフォーム着せてサッカーさせたいなぁ〜』なんて思いを馳せつつ颯爽と席を立つと、【ねぇ、〇〇ちゃんのママ〜!?ごめーん、うちの子いっつもしつこくしてるみたいー!笑】と、絡まれた。
謎にモテる娘から、何度か聞いたことのある男子のお母様だった。『随分とモノ好きな趣味の良い息子さんですね。』という言葉は飲み込んでニコニコしてみた。
こんなことがあるから、いつでも身なりを整えておかねばならない。背筋を正し、凛として、挙動不審にならないように、でも砕けすぎずにユーモアを持ちつつまぶしい笑顔で……………
めんどくせ。これだ。わたしの保護者会がめんどくせー理由は。すべては『わたしの気にしすぎ』ということで、次の保護者会はすっぴん&スウェットで行こ。(絶対ムリ)