コロナ禍、わたしはひとり分娩台で
2021年秋、新型コロナウイルス第5波の中、
わたしは不織布マスクを着けたまま分娩台にあがり、付き添いもなくたったひとりで息子を出産した。
出産後も退院まで面会は一切できず、父親である夫が息子に会えたのも、わたしが労ってもらえたのも出産から5日後のことだった。
思えば妊娠中、さらに言えば妊活中からずっとコロナに翻弄され続けたはずなのに、
今回が初めての妊娠・出産ということもあって、
コロナによってイレギュラーな対応を迫られても「ま、そんなもんか」と結構順応してしまう自分がいた。
でもやっぱり、冷静に考えるととっても異常な状況で。
そんな異常な状況下で妊活〜出産を経験したことはかなり貴重な気がしていて、ネガポジ抜きに記録しておきたいと思うようになった。
この記録がいつか誰かの役に立ったら嬉しいな。
では、はじめます。