【超詳細】インターナショナル小学校 受験完全対策ガイド|面接質問集付き

1.はじめに

自己紹介 (私は誰で、なぜnoteを書いたか)

皆さま、はじめまして。ミクと申します。日本生まれ日本育ち、会社員として製薬企業で働いているごく一般的なOLです。同じく純ドメ×会社員の夫と結婚し、現在は2人の男の子のママです。
そんな私の長男は、現在インターナショナルスクール (小学校)に通っています。受験当時、インター受験(特に小学校受験)の情報はかなり限られていおり、とても苦労したことを覚えています。

  • ネットでは、「スクール一覧」や「各校の簡単な特徴」くらいしか載っていない (大事だけどスクール訪問すればわかるよね…)

  • ぶっちゃけ欲しいのは「選考の詳しい内容」「そのための具体的な対策」なんだけどな。。。

恐らく、インター受験を検討中の皆さまも同じような悩みを持っているのではないでしょうか。このnoteはこのような悩みに応えるべく、「当時の私が手に取ったら飛び上がって喜ぶ情報」をモットーに作成しました。よって、一切の出し惜しみはありません。

幸運にも長男は受験した3校全てからオファーをいただくことができました。長男の努力は誇らしいですが、私たち夫婦は特別なことはやっていません。「到達点」「そこに向けたアプローチ」を解像度高く理解さえできれば、あとは粛々と準備していくだけです。また、恥ずかしながら英語は下手です。もちろん、特権階級でもなければスクールとコネクションがあったわけでもありません。真剣に志せば、誰にでも合格のチャンスがあるのがインター小学校受験だと思っています。

本記事からどのような情報を得られるか

合格するために必要な情報は全て入れ込みました。しかも、可能な限り詳細に書き下しました。

  • 各校の選考で、親は何を聞かれ、子供はどんな試験を受けるのか

  • そのために、具体的にどんな対策をすべきなのか

  • 実際に選考で使用したインタビュー向けの想定質問一覧
    (両親向け、子供向けの両方)

一方で、各スクールの概要・特徴スクールの選び方には一切触れていません。もちろん、それを軽視しているわけではありません。むしろ受験において最も重要なことの1つだと考えています。ただし、スクール選びはご子息にベストな環境を自分達で選択・意思決定するものであり、他人が口出しすべきでないと考えています。私たちにとっても、スクール選びのプロセスは改めて子どものことを深く知り、子どもと真剣に向き合う素晴らしい機会となりました。

また、各校の選考内容については、実際に受験した以下3校に限られるのでご留意ください(一方、対策内容は他校でも多くの部分が共通しています)

  • ケイ・インターナショナルスクール

  • アオバジャパン・インターナショナルスクール

  • カナディアンインターナショナルスクール

どんな方々に読んで欲しいか

インター小学校受験に1ミリでも興味のある方はぜひ手にお取りください。繰り返しになりますが、合格に必要な全てを、余すことなく超具体的に詰め込んでいます。また、多くの時間を費やして準備し、実際の選考でも大活躍したインタビュー向け想定質問集も特別に添付しています。購入いただいて損はないと思います。

2.なぜインターを受験したか

インターに通う明確なメリット

前章でも触れましたが、前提として他人の教育方針に意見するつもりは一切ありません。余計なお世話でしかないと考えているからです。あくまでも我が家としての考えや意思決定としてご参考ください。また、我が家が悩んだインター以外の選択肢は「公立小学校→(受験して)私立中高」でしたのでそことの比較に限定させていただきます。

その上で、「公立小学校→(受験して)私立中高」に対する明らかなメリットは実は2つしかないという結論に至りました。

  1. (英語力の向上を含む)ダイバーシティに富んだ環境下での経験値獲得や価値観の醸成

  2. 受験戦争からの解放による心身の健康

2点とも自明だと思いますので詳しい説明は省きます。
ただ、1については息子達の生きる世界線では重要度が加速していくことは間違いなく、より早い段階から「多国籍環境で過ごすことを常識」と捉えて欲しい、という想いがありました。今後の日本市場縮小を見据えると、世界中に選択肢を持たせる助けをするのは親の大事な役割と判断しました。
また、2については、「小学校低学年からSAPIXのクラスでマウントを取り合う地獄絵図」をちらほら聞くようになってから、中学受験の人間形成への影響について悩みだしました。相対的にはインターで高校卒業まで伸び伸びと過ごしてくれた方が心が豊かになるでのはないか、という結論に至りました。
他にも、一般的には「授業がクリエイティブ」とか「より主体性を探求できる」などと言われていますが、それはインターでも公立小学校でも「スクール次第では?」と思ったので、一旦判断指標からは外しました。(ただ、入学してからは"インターの授業はクリエイティブで主体性や好奇心が磨かれ易い"といわれるのも深く頷けます。息子もとてもエキサイティングしてます)

デメリット

一方、以下のように「公立小学校→(受験して)私立中高」に対するデメリットも複数あります。

  1. とにかくカネがかかる(年間200-300万円)

  2. (中学受験組と比較すると)学力が劣る可能性が高い

こちらも自明かもしれません。2については、小学校低学年から塾に通い詰める子ども達と比較すると、普通にインターに通ってるだけではどうしても学力では及ばないのではないでしょうか。それを気にしては、実際はスクール後に学習塾に通っている子ども多いです。

トレードオフを踏まえた、我が家の決断

結論、インターを選んだわけですが正直結構悩みました。私も夫も中学受験経験者であり、中高時代の良い思い出もあります。「本当にここまでカネをかける必要あるのか」「学力は大丈夫か」など不安要素があったのも事実です。ただ、最終的には、「息子に合わないなら辞めれば良い」「どうしても中学受験の必要性を感じたら受験すれば良い」といった「十分に逃げ道がある」と確認できたので最後は納得して意思決定ができました。

3.合格までの対策ロードマップ

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3,326字 / 1ファイル

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