宮本伊織君、○○じゃね?
壮大なネタバレを含みますので。真ルートENDたどり着いた人だけご覧ください。また妄想100%なので本気にしないでください。
宮本伊織君、ビーストじゃね?
1.何言ってんだこいつ。
まあ落ち着いて聞いてくれ。とりあえずサムライレムナントのストーリーをざっとおさらいしよう。
慶安四年、江戸。
かの神君家康公の開府より四十八年、徳川の治世は四代目将軍・家綱へと受け継がれていた。
江戸に住まう民は日ごと増え、その繁栄を謳歌しているかに見えたが、
相次ぐ大名の改易や取り潰しにより、巷には浪人が溢れ、
泰平の世にわずかながら翳りが差して見えた───
そんな江戸の一町、浅草の長屋街に、一人の青年がいた。
名を宮本伊織。かの大剣豪・宮本武蔵の養子にして弟子である。
仕官の道を選ばず、剣の腕を鍛える日々を送る伊織は、
ある日、己の手の甲に見慣れぬ痣が浮かんでいるのに気付く。
それは、血煙と謀略の渦巻く恐るべき戦いに、
伊織が我知らず身を投じる事になる兆しであった。
万物の願望機たる“盈月えいげつ”を巡る戦い───“盈月の儀”。
儀の担い手たる七人の“願いし者”、すなわちマスター。
マスターにより現世へと喚ばれた七騎の英霊、すなわちサーヴァント。
七人七騎の主従による殺し合いが、幕を開ける。
「───察するに。きみが、私の喚び人か」
もうこれ聞いただけでワクワクするよね。とそんなことは置いといて
いきなりネタバレになるけど、宮本伊織君、トゥルーエンドは自らのサーヴァントであるセイバーを裏切って盈月を我が物にしようとします。
災いとして世に残し、ずっと乱世の世にして堂々と人が斬りたいというとんでもない殺人欲の塊を発揮するんですね。ヤバいですね。
でも伊織君めっちゃ優しいじゃんという理由も、斬るためにはその人を多く理解する必要がある。理解するための工程にしか過ぎない。それは江戸中のみならず誰も彼も同じと、世の人全員を斬りたいととんでもないことを言い出す始末。
この辺は師匠の宮本武蔵やセイバーエンピリオと違う、俺より強い奴に会いに行くとは違うところが見て取れます。
さてFGOにおけるビーストの定義を見てみましょう。
ビーストとは『人間の獣性から生み出された災害の獣ども』の総称。 人類悪とも呼ばれ、それぞれ固有の『理』に適合した存在がビーストとして顕現する。
そして山の翁によって理の一つは確実にあることが名言されています。
慚愧と
「慚」とは自分自身と法(仏教の教え)に照らして自分がなした過ちを恥じると共に、有徳者や善なるものを尊重することである。 「愧」とは世間(法律や慣習などの規範) に照らして自分がなした過ちを恥じると共に、悪行から離れることである。 この慚と愧は一応は区別されるが、必ず相伴って生ずるとされる。
伊織君ラストバトルの前にセイバーにこう問答をしています。
人として正しくあろうとは思う。情も心も人の世には有益なもの
終生穏やかに佳く生きる為の最善手。まさに呼吸のようなものだ。
それは解る。解っている。故にこそ従った。だが、それが目的だった事は一度も無い。夢に見たことも無い。俺の目的は今も昔も変わらない。変えられない。欲とするのはただ一つ。剣の道を極めること。
まさに慚愧してるんです彼。
そう彼は慚愧のビーストなのではないか?
てか慚の字に斬るという字が入っているあたり匂わせすぎません?
2.逸れサーヴァントの存在。
さて、今回のサムライレムナントにはあんまりなんでいるか語られていない逸れサーヴァントなるものが存在しています。
単にFGOでのゲストキャラでしょとメタ的なことも考えられますが、その点はFate。絶対そんな理由であのキノコが登場させるはずありません。
キャスター陣営も逸れサーヴァントを霊脈乗っ取って操っていましたが、本人たちもまあ盈月の儀って特殊だからそんなのいてもおかしくないんじゃないかな?と実はあんまりよくわかってないのです。
さてビーストには対抗する手段として、抑止力によって七つの冠位クラスのサーヴァントが召喚されます。
そう、それが逸れサーヴァントなんです。
でも冠位じゃないじゃんというお声の声は確かに。でもちょっと待ってください。
ビーストには幼生→蛹→成体と段階がある。
ビーストであるコヤンスカヤは幼生としてのビーストでした。その際に対抗として出てきたのはキャスターで召喚されれば冠位級だが、冠位ではない太公望でした。
そう幼生ではまだ準冠位級なだけで冠位が登場していないんです。
そしてちょっと今作には明言されていないけど冠位ぽいのいますよね・・?
そうルーラー英雄王こと若旦那です。
冠位ぽいの一人と7人の逸れサーヴァント。そして全員伊織君に接点を持つんです。果たしてその接点は偶然か、故意的なものか。そして若旦那に至っては味方ぽいですが、完全な味方キャラとして使用できません。そこはビーストの対抗手段として一線を置いているのではないでしょうか。
さてしばらく話が進むと、15人目のサーヴァントが登場します。
それがカヤの中の人となるオトタチバナヒメです。
このオトタチバナヒメの登場したのが、セイバーの宝具を見た後になります。2週目での追加セリフで伊織君、セイバーの宝具を見てあの技を越えなければならないと感じてしまうんです。その後に新しい型である火の型を習得します。
余分なものを切り捨てて
この余分なものを切り捨てて結果が幼生から蛹になったのではないかと推測します。抑止力としてはこのままじゃまずいと判断したのかオトタチバナヒメを登場させたのはでないのでしょうか?それも彼の伊織君にとっての一番大事な人であるカヤに乗り移って。
そして、カヤは自らランサー陣営に人質になるような行動を起こします。
そして、助け出した後はそのことはあんまり覚えていないというのです。
つまりこれはオトタチバナヒメがわざと人質になりにいったということになります。
そして、その間の伊織君はビースト化になるような考えは一切やめているんです。
なぜオトタチバナヒメなのか。それはセイバーを愛するが故に海に飛び込んだように、愛するもの為なら喜んで命を差し出し、願いを叶える存在だからです。
カヤが愛する伊織君の為になるならという思いが重なったからこそ、彼女の中に君臨したのはではないでしょうか?
思い出してください。今回3ルートありますが、伊織君が裏切らないルートの一つにカヤが人質になるルートがあります。あのルートは伊織君がビーストとして確実に君臨しないルートなんです。愛するもの為にオトタチバナヒメの力で命を差し出すことでビースト化を止めたのではないでしょうか?
そして、裏切るルートにおいてはすべてのことが終えた後でカヤが伊織の元にたどり着きます。これは彼女が自ら命をささげるような行動を起こしていないor起こせなかった=ビースト化を止められなかった結末です。
そして確実にもう一人、冠位級の存在がいますよね。
そうセイバーこと、ヤマトタケルです。
そう彼こそが伊織君に対抗するグランドセイバーなんです。グランドセイバーであるが故にマスターでありビーストの縁によって彼が召喚されたんです。そしてグランドセイバーによってビーストは滅せられた訳です。
3.紅玉の書の存在
また謎の一つにこいつの存在もあります。
紅玉の書です。
この紅玉の書。型月世界になじみのある方はピーンと来るはずです。
製作者は間違いなくキシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグです。
現存する魔法使いの一人であり、第二魔法の使い手。また死徒二十七祖第三位(リメイク前は第四位)でもある。死徒でありながら真祖の協力者。
「魔道元帥ゼルレッチ」「宝石翁」「万華鏡(カレイドスコープ)」「宝石のゼルレッチ」ほか多数の二つ名を持つ。
現在は並行世界を放浪中につき消息不明。たまに現れては、いろいろと厄介ごとを起こし、周囲を引っ掻き回しては去るという日々を送っているらしい。
ゼルレッチが観測した並行世界は事実になる。故に観測する世界を選別しているらしい。
並行世界は事実になるという点、このサムライレムナントには3ルートあります。いずれも伊織君はビーストにならないor殺されたものになりますが、どれもビーストによって人類悪の勝利にならないようにしています。
つまりこの3つ並行世界だけを事実として、他ルートにたどり着けないようにさせているのです。
ビーストの存在を予感していたゼルレッチがこの3つ並行世界にだけ師匠である男宮本武蔵の元に現れ、この本を上げたのではないでしょうか?
この本が自ら犠牲になるのもビーストにならないor殺されることが分かったので役目を終えたと判断したのではないでしょうか?
4.最後に
以上のことから、彼は慚愧のビーストではないかという妄想でした。
決して本気にしないでほしいですが、楽しむ程度にとどめておいてください。
もしかしたら、FGOコラボの際に真ルートとしてビーストとして覚醒する伊織君が見れるのではないかと期待しています。
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