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田中一村展 圧巻!

やっと 田中一村展を見に行くことができました!
いい!とは聞いていたものの…
NHKでやっていた特集番組も見損ねてしまい、
行こうかな…どうしようかな…と悩んでました。

ところが、奄美大島出身の友達がすごくよかった、と
言っていたため、行くことにしました。

今日は気持ちのいい天気でした

一村の6-7歳ごろからの作品があり、大人っぽい絵でした。
やはりお父さんからの影響などがあるからかな、と思ったり。

ピカソも子どもの頃から絵が非常にうまくて、美大生だった私は
その作品を見てがっかりしました。
とても敵わないのがハッキリわかって…


一村の作品で私がすごくいいと思ったのが植物。
熱帯の植物が湿度のあるもわっとした空気をまとい
うっそうとした様子は圧巻でした。
筆のタッチは繊細なのだけど、力強い絵です。


私は子供のころから日本画も見に行っていて、
かなり好きなのですが、一村の花鳥画は素晴らしいの一言。
椿、菊、梅、牡丹などの花、
トラツグミ、るりかけす、アカショウビンなどの鳥、
闘鶏も!

天井画も素晴らしかったし、
屏風やふすまもすごかったし、
ずっと見ていたい、そんな気持ちになる絵でした。

特に私が気に入ったのは、秋色の葉の絵が何枚かあり
それがとてもよかったのです。
ちょうど今の時期の葉の色、それらが目の前で自然に構成されている。

画家が絵を描いているのだから、当然自然のまま、というわけではなく
構図を考えてすべての植物は配置されているのだけれど、
それを全く感じさせない自然な構成。

目が欲している、
見ていたい、
この絵と同化したい
(この絵の中に入りたい)

そんな気持ちになりました。

画家と自分の差は、どのような状況であっても、絵を描いていたい、
描かずにはいられない、
内側から湧き上がる描きたいという気持ちです。

5歳から絵を習い、8歳から油絵を描いていた私ですが
そこまでの気持ちになったことがあっただろうか。

画家になる人
なれない人

違うなぁと思う。

画家もいっぱいいて、どの絵も好きなわけじゃない。
今回初めて一村の絵を見たのですが、
ものすごく惹かれました。

同時に開催していたなつかしさの系譜、という展覧会。

こちらの阿部達也さんという画家。
この方は絵なの?写真なの?ってくらい写実的な風景。
それもすごくすっきりした絵でした。
もっとじっくり鑑賞したかった。

この版画もすごかった
小さい頃、ここで絵画展があり出品していました。懐かしい~

モネ展もやっている。
これは絶対に見に行く!
大混雑なんだろうなぁ。
ゆっくり見たいけど、それは難しい。

あまりに素晴らしい絵を鑑賞し、身体はつかれているのに
気持ちが高揚しています。
素晴らしい日でした!

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